...一度は村上義清の手から逆襲された時...
中里介山 「大菩薩峠」
...村上義清が常勝寺に寄附したと云ふ大鼓は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼の憤怒(ふんど)悲痛を察して、その馬前馬後を囲(かこ)んで行く――直江大和守、長尾遠江守(ながおとおとうみのかみ)、鮎川摂津(せっつ)、村上義清、高梨(たかなし)政頼、柿崎和泉守(いずみのかみ)などの諸将も、いまは何も激声を発しなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...村上義清が折入ってお目にかかりたいと申されていますが...
吉川英治 「上杉謙信」
...義清のねがい、甚だ身勝手にござりますが、お聞き届け賜わりますように」平伏していう...
吉川英治 「上杉謙信」
...義清は、流涕(りゅうてい)を拭って、漸く、容(かたち)を正し、謹んで今日までの恩遇に謝してから、こういった...
吉川英治 「上杉謙信」
...義清のねがいはまだ達しられない...
吉川英治 「上杉謙信」
...義清の旧領には、依然、武田の侵略が、そのまま暴威を誇っている...
吉川英治 「上杉謙信」
...義清の胸を、痛切に打ちなやましたことがある...
吉川英治 「上杉謙信」
...一山の高徳天室、宗謙、その他の衆僧が、曹洞最大な法華(ほっけ)をささげて、英魂の冥福をいのるあいだも、義清は、ひとみをあげて、それの壇を仰ぐことができなかった...
吉川英治 「上杉謙信」
...が、これ以上、おびただしい人命を捨てさせ、遺(のこ)る御家中の人々に嘆きをかけては、義清、いかにお詫びしてよいやら分りませぬ...
吉川英治 「上杉謙信」
...一個の村上義清が...
吉川英治 「上杉謙信」
...一個の村上義清が亡ぼうと興ろうと...
吉川英治 「上杉謙信」
...義清は真っ蒼になっている...
吉川英治 「上杉謙信」
...ともすれば義清とともに涙を沸(たぎ)らせてしまいそうであった...
吉川英治 「上杉謙信」
...村上義清の気の弱さを叱ったのもそれだし...
吉川英治 「上杉謙信」
...その甲(こう)ノ尾(お)の館(たち)は、祖先義清いらい、一世紀余も住み古してきた代々の家だった...
吉川英治 「私本太平記」
...佐藤兵衛尉義清であるが...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索