...その新しいのを羨ましいくらゐであるが...
會津八一 「綜合大學の圖書」
...「僕はほんとに君が羨ましいよ...
小穴隆一 「二つの繪」
...全くもって羨ましい...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...外観は羨ましいような気がしました...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...エノック・アーデンにある鳥の巣のやうな棲家といふそのネストライクといふ形容詞が思ひ出されて羨ましいと思つたが...
高濱虚子 「俳諧師」
...読んで何よりも羨ましいと思つたのは君のおちつきだ...
種田山頭火 「其中日記」
...詰まらない友達が羨ましい...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...私は少しも羨ましいとは思いません...
野村胡堂 「悪人の娘」
...お綾殿を思い出す遑(いとま)も無かったよ」「それは羨ましい――この俺は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...眞鍋はかうした若い男の清純な旅愁も羨ましいと思つてゐた...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...閣下の鵞鳥(ペン)を削つてゐるのが羨ましいんだらう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...いよいよ以ってその素晴らしい運命が二重に羨ましい次第である...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...よそ眼にも羨ましい程の親友だった...
平林初之輔 「二人の盲人」
...羨ましいと思ふのが癪だつたので強くさう頭の中で断定した...
北條民雄 「無題※[#ローマ数字1、1-13-21]」
...(面白い物語りを聞きながらうつら/\と夢路をたどる……好いな、羨ましいな...
牧野信一 「眠い一日」
...瓜を枕に野天の瓜畑で寝た風流はまことに羨ましい...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...わたしはもうそれが何より羨ましい...
横光利一 「旅愁」
...庶民生活の中を遊びまわる姫君を仮りて「王侯生活も羨ましいものではない」ということを...
吉川英治 「随筆 新平家」
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