...君は羨むべき男さ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...渠ばかりが本願寺法主と共に巡囘してゐるのが羨ましい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...羨ましさうに呉俊陞氏の脂ぎつた身体(からだ)を見上げた...
薄田泣菫 「茶話」
...実に羨(うらや)ましい境遇だと思わねばならない...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...なんだか非常に羨ましいような気がして同時に今まで出なかった涙が急に眼頭を熱くするのを感じた...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...高柳君はなるほどいい手際(てぎわ)だと羨(うらや)ましく眺めていた...
夏目漱石 「野分」
...羨望の的でもあつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」と羨ましそうに言って涙をこぼした...
細井和喜蔵 「モルモット」
...さうして羨しげに...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...更に羨ましく恋しく...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...叔父が照子のことを口にする度に妙に照子を羨望するやうな気が起つてならなかつた...
牧野信一 「妄想患者」
...涎を垂らして羨ましがるほどに...
正宗白鳥 「玉の輿」
...「……羨ましいのう...
吉川英治 「私本太平記」
...それだけがお羨(うらや)ましい」「いやいや山城どの...
吉川英治 「新書太閤記」
...羨むべき境遇と健康と年歯(ねんし)である...
吉川英治 「随筆 新平家」
...羨(うらや)ましかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ふと羨(うらや)ましかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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