...北海道第一と言われた鰊の群来(くき)が年々減って行くために...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...鰊(にしん)の群来(くき)がすっかりはずれるとか...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...鰊(にしん)の先駆(はしり)もまだ群来(くけ)て来ない...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...一押し手を貸すもんだよ」「口はばったい事べ言うと鰊様(にしんさま)が群来(くけ)てはくんねえぞ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...遠島船にあうと鰹の群来(くき)が沖へ流れるといって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...北方の海には氷が張りつめた食物がなくなった章魚(たこ)はおのれの足を食いつくした春四月まだ雪は南樺太の野を埋めている人夫(たこ)は前借金二十五円にしばられて鉄道工事現場へ追い込まれたへばりついた大雪の残りが消えたドロ柳があおい芽をふいた流氷が去った海岸に鰊(にしん)が群来(くき)たけれど オホーツク嵐は氷の肌の様に寒いや伐材だ切取りだ 低地へは土を盛れ岩石はハッパで砕けさあ...
広海大治 「章魚人夫」
...『塩尻』五三に尾張名古屋下堀川へ鰹群来した事を記して...
南方熊楠 「十二支考」
...外国より蛇群来り攻むれど諸蛇脊にかの女王を負う間は敵常に負け却(しりぞ)く...
南方熊楠 「十二支考」
...外国の蛇群来り攻むれど...
南方熊楠 「十二支考」
...猪群来って中を取り囲むと...
南方熊楠 「十二支考」
...村人群来す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...マンビキはこの魚の群来性に基づき...
柳田國男 「食料名彙」
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