...わがまことに愛づるは無瑕の美玉にこそ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...蒼白なる顔は冷たいながらいよいよ美玉の輝きを増して...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...そうしてみがけば輝くべき天下の美玉が塵塚(ちりづか)に埋められるのである...
寺田寅彦 「時事雑感」
...」公は顫へる手で身に佩びた美玉をとり外して...
中島敦 「盈虚」
...」公は顫える手で身に佩(お)びた美玉をとり外して...
中島敦 「盈虚」
...八「ここに美玉あり...
中島敦 「弟子」
...美玉を愛蔵する者がその珠(たま)の表面(おもて)に不浄なるものの影(かげ)の映るのさえ避けたい類(たぐい)なのであろう...
中島敦 「弟子」
...美玉のようにきよらかで...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...猫間氏」天魔太郎は美玉のおもてをあげて...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...露にぬれた美玉のように匂う顔をふり仰ぎ乍ら...
野村胡堂 「古城の真昼」
...観念の顔を挙げると月がその美玉の清らかさを照して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...觀念の顏を擧げると月がその美玉の清らかさを照して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...興奮に色づいた顏は美玉のやうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...藻(も)くずに埋(うづ)もるゝ美玉(びぎよく)又(また)なからずや...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...門檣あれて美玉ちりにかくるゝ旦暮(あけくれ)のたゝずまひ悲しく...
一葉 「暗夜」
...美玉空青(ぐんじょう)を愛(め)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...面は美玉のごとく...
吉川英治 「三国志」
...その冷露に美玉の屑末(しょうまつ)を混じて...
吉川英治 「三国志」
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