...彼女は羅刹のように凶暴だ...
...その山には羅刹が潜んでいるという噂がある...
...彼は羅刹のように無情な男だ...
...恐ろしい羅刹の姿を見たことがある...
...羅刹祭りでは、羅刹の仮面をつけた人々が踊り狂う...
...八万法蔵(はちまんほうぞう)十二部経中(じゅうにぶきょうちゅう)の悪鬼羅刹(あっきらせつ)の名前ばかり...
芥川龍之介 「俊寛」
...忌々(ゆゆ)しかる羅刹(らせつ)の怒号(どごう)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...夜叉羅刹(やしゃらせつ)をして其暴(そのぼう)を肆(ほしいまま)にするを得ざらしむ...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...私には羅刹女(らせつじょ)を解脱(げだつ)させる法力はありません」謎のような言葉を残したまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私には羅刹女(らせつじよ)を解脱させる法力はありません」謎のやうな言葉を殘したまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...地獄へ眞つ逆樣に落ちるより外に道はなかつたんだ」佛説の羅刹鬼女(らせつきじよ)――そんなものをガラツ八は考へて居たのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...羅刹(らせつ)等住み最下第七処パタラに多頭(ヴァスキ)竜王諸竜を総(す)べて住むというは地底竜宮で『施設論』六に〈山下竜宮あれば...
南方熊楠 「十二支考」
...十頭羅刹とはその酋長が十人一組で土人を統御し...
南方熊楠 「十二支考」
...地獄の羅刹(らせつ)に魘(うな)されたりしながらも...
吉川英治 「江戸三国志」
...羅刹(らせつ)のようになって怒った...
吉川英治 「大岡越前」
...およそ羅刹の軍に呪(のろ)われたもので完き者は一名もない...
吉川英治 「三国志」
...地獄へでも」「良人が悪鬼羅刹(あっきらせつ)と見えても」「はい...
吉川英治 「私本太平記」
...ときにおぬしはどうなのだ」「のそのそ遅く入洛したため、名からして地獄の入り口みたいな、羅刹谷の山荘に、先ごろおちつきを得たばかりだ」「いちど佐女牛の邸へも遊びに来て欲しいな」「いや貴公は、それどころではあるまいに」「なぜ」「隠岐遷(おきうつ)しの警衛に赴(ゆ)くとあっては容易でない...
吉川英治 「私本太平記」
...いぜんの羅刹谷(らせつだに)にはおいでなく...
吉川英治 「私本太平記」
...今の尊氏のすがたなど羅刹(らせつ)のように見えようがな...
吉川英治 「私本太平記」
...羅刹(らせつ)のような手下は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その姿は悪鬼羅刹(あっきらせつ)というもおろかなほどだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「――その羅刹とも夜叉とも見えようわしを...
吉川英治 「宮本武蔵」
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