...羅生門が、朱雀大路(すざくおおじ)にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠(いちめがさ)や揉烏帽子(もみえぼし)が、もう二三人はありそうなものである...
芥川龍之介 「羅生門」
...したがって「波羅僧掲諦」ということは...
高神覚昇 「般若心経講義」
...羅の叔父の大業はもう官を辞して隠棲していたが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...一張羅のお仕著せだって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...嘗て新羅の次位に置かれた時に...
内藤湖南 「聖徳太子」
...時々鏡の面を羅(うすもの)が過ぎ行様(さま)まで横から見える...
夏目漱石 「幻影の盾」
...昔(むか)し羅馬(ローマ)にこう云う話しがある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...主人は背中から撃たれて即死してしまった」「その羅宇の鉄砲を誰がどこへ隠したんでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...即ち其源因は亞細亞にあらずして歐羅巴に在るなり...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...紫羅欄花(あらせいとう)や...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...羅馬はその宗教結社の解散を命ずるに至つた...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...また倶梨迦羅竜王(くりからりゅうおう)支那で黒竜と訳し...
南方熊楠 「十二支考」
...癡重(ちちよう)といふやうな処のある欧羅巴(ヨオロツパ)人を凌(しの)いで...
森鴎外 「妄想」
...全羅の旅はこれで終った...
柳宗悦 「全羅紀行」
...むかし山門の法師間には“六方者(ろっぽうもの)”という語があったが、婆娑羅の意味は、それに近くてもっと広い...
吉川英治 「私本太平記」
...さきに訴人から殿(でん)ノ法印(ほういん)をへてお手に入った六波羅密牒の内容を...
吉川英治 「私本太平記」
...修羅場(しゅらば)の中はご存知もありますまい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わたくしは金網越しにつくづくと曼陀羅をながめた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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