...不手際に丸く黒羅紗のつぎが當ててあつた...
石川啄木 「菊池君」
...「それ神の震怒(いかり)は不義をもて真理を抑うる人々に向って天より顕わる」とのパウロの言の如きは彼等の受納(うけ)ざる所である(羅馬書一章十八節)...
内村鑑三 「聖書の読方」
...三五 梵――インドの波羅門教における最高原理...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...阿羅本を崇めて鎭國大法主となす...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...燦爛(さんらん)たる羅馬文化……しかも立派に完全したものを見たのでありますから...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...羅をほんとうの子供のようにして可愛がった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...羅はほんとうのことを話した...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...航海者が羅針盤を頼りとするにも呼吸があるように...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...釈迦如来の滅後五百年に五百の羅漢が集って婆沙論(ばしゃろん)を作ったのに...
中里介山 「法然行伝」
...森羅万象が次々と飛び去って...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...衣の綿を穿つ北歐羅巴の寒さは...
森鴎外 「舞姫」
...そして漠々たる雲と海とのあなたに異国羅馬(ローマ)の都府や沿岸が美わしく霞んでみえましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...むかし薔薇園(しょうびえん)とよばれた六波羅北苑(ほくえん)の木戸から東山のほうへ落ちて行き...
吉川英治 「私本太平記」
...修羅六道の中の大御所と立てられている身を...
吉川英治 「私本太平記」
...盧俊儀(ろしゅんぎ)がかぶっていた羅紗笠(らしゃがさ)の緋纓(ひぶさ)をブンと射切った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...七「迦羅奢(がらしや)...
吉川英治 「日本名婦伝」
...上方の名捕手羅門塔十郎と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...夜光虫と欧羅巴(ヨーロッパ)スタイルのグランド・ホテル・ド・横浜のダンシング・ホールと空中の軽業(かるわざ)だと断定する...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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