例文・使い方一覧でみる「罫」の意味

...すると字を書いた罫紙（けいし）が一枚... すると字を書いた罫紙が一枚の読み方
芥川龍之介「お律と子等と」

...国木田独歩を模倣した彼の「自ら欺かざるの記」はその黄ばんだ罫紙の一枚にかう言ふ一節を残してゐる...
芥川龍之介「大導寺信輔の半生」

...それが罫紙（けいし）の上をあるいは右に... それが罫紙の上をあるいは右にの読み方
有島武郎「星座」

...彼は鞭（むちう）つように罫紙を裏返した... 彼は鞭つように罫紙を裏返したの読み方
有島武郎「星座」

...中判の洋罫紙を紅いリボンで厚く綴ぢた... 中判の洋罫紙を紅いリボンで厚く綴ぢたの読み方
石川啄木「病院の窓」

...... の読み方
海野十三「暗号数字」

...高価な無罫白地の用箋の上に... 高価な無罫白地の用箋の上にの読み方
海野十三「千早館の迷路」

...罫（けい）のあるレターペーパーに... 罫のあるレターペーパーにの読み方
田中貢太郎「水郷異聞」

...かれはふたたび日記を書くべく罫紙（けいし）を五六十枚ほど手ずから綴（と）じて... かれはふたたび日記を書くべく罫紙を五六十枚ほど手ずから綴じての読み方
田山花袋「田舎教師」

...十三行の罫紙（けいし）に蠅頭（じょうとう）の細字で認めた長文の手紙で... 十三行の罫紙に蠅頭の細字で認めた長文の手紙での読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...大判の罫紙や白紙が積み重っていて... 大判の罫紙や白紙が積み重っていての読み方
豊島与志雄「絶縁体」

...いろいろな項目が一頁の罫紙に... いろいろな項目が一頁の罫紙にの読み方
牧野信一「鵞鳥の家」

...お梅は突き付けられた罫紙（けいし）の帖面を不承々々に手に取つて注意した... お梅は突き付けられた罫紙の帖面を不承々々に手に取つて注意したの読み方
正宗白鳥「孫だち」

...何心ない視線に一枚の罫紙をとらえた... 何心ない視線に一枚の罫紙をとらえたの読み方
「今朝の雪」

...手紙は罫紙（けいし）十二枚に細字（さいじ）で書いたものである... 手紙は罫紙十二枚に細字で書いたものであるの読み方
森鴎外「渋江抽斎」

...當年は罫紙（けいし）に認候（したゝめそろ）... 當年は罫紙に認候の読み方
森鴎外「壽阿彌の手紙」

...地名の多い郡では十三行の罫紙（けいし）百枚以上の大冊が六七冊もあり... 地名の多い郡では十三行の罫紙百枚以上の大冊が六七冊もありの読み方
柳田國男「地名の研究」

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