...眼尻に優しい情が罩(こも)つて...
石川啄木 「菊池君」
...天地は限りなき靜寂の夢を罩(こ)めた...
石川啄木 「鳥影」
...朝の気がその上に立ち罩(こ)めて...
上村松園 「山の湯の旅」
...籠(にはとりのかご)を罩(ふせ)てかの蜘蛛(くも)をとらへしに腹(はら)に夜光珠(やくわうのたま)在(あり)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...室の中に陰気な靄が立ち罩めていた...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...深い夜が立ち罩めていた...
豊島与志雄 「反抗」
...大きな眼に精一杯の嬌媚(きょうび)を罩(こ)めて...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...彼奴(きゃつ)の口惜しさが罩もっているのだ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...(皮肉を罩めて)昔の合爾合(カルカ)は...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...湿気(しめりけ)を持った夜風がしっとりと公園に立罩(こ)めていた...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...この頃の空気が声高な雑談の端々から濛々とあたりを罩(こ)めている...
宮本百合子 「くちなし」
......
三好達治 「測量船」
...もやもやになって何時も立ち罩(こ)めている...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...かの烟罩(こ)め靄(もや)鎖せる谷間深く棲み...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...暗い霧がすぐに広間を罩(つつ)む...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...遠景を罩(こ)め...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...全く地獄のやうな永久の闇の立罩めてゐる谷間で...
吉江喬松 「山岳美觀」
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