例文・使い方一覧でみる「罩」の意味


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...往来を(こ)めた黄塵(こうじん)の中へまっしぐらに走って行ってしまった...   往来を罩めた黄塵の中へまっしぐらに走って行ってしまったの読み方
芥川龍之介 「馬の脚」

...陰森(いんしん)とした静かさが(こ)もっているように思われました...   陰森とした静かさが罩もっているように思われましたの読み方
芥川龍之介 「妖婆」

...深い霧の(こも)つた中で立往生して了ふ...   深い霧の罩つた中で立往生して了ふの読み方
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」

...暮色早や灣々をめつくせり...   暮色早や灣々を罩めつくせりの読み方
大町桂月 「常磐の山水」

...瀑壺の周囲(まわり)は瀑水の飛沫(しぶき)が霧となって立ちめているのに...   瀑壺の周囲は瀑水の飛沫が霧となって立ち罩めているのにの読み方
田中貢太郎 「蛇怨」

...(こ)もった空気を衝(つ)いて彼女の金属性の微風が掠(かす)めたのだ...   罩もった空気を衝いて彼女の金属性の微風が掠めたのだの読み方
谷譲次 「踊る地平線」

...朦々(もうもう)と立ち(こ)めた場内の汚れた空気の中に...   朦々と立ち罩めた場内の汚れた空気の中にの読み方
谷崎潤一郎 「秘密」

...ただ物の影が深く立ちめていた...   ただ物の影が深く立ち罩めていたの読み方
豊島与志雄 「群集」

...森や部落のまわりに立ちめるのだった...   森や部落のまわりに立ち罩めるのだったの読み方
豊島与志雄 「月明」

...むっとするほどの人いきれが立め...   むっとするほどの人いきれが立罩めの読み方
豊島与志雄 「都会の幽気」

...かすかな靄(もや)が顫(ふる)えながら立(たちこ)めてくるようだった...   かすかな靄が顫えながら立罩めてくるようだったの読み方
原民喜 「秋日記」

...おびただしいガスが帰路一めんに立めてゐることもあつた...   おびただしいガスが帰路一めんに立罩めてゐることもあつたの読み方
原民喜 「壊滅の序曲」

...やがて黙って宏子の肩を一つ情を(こ)めてたたいて出て行った...   やがて黙って宏子の肩を一つ情を罩めてたたいて出て行ったの読み方
「海流」

...そとは深々としたしぐれが(たちこ)めるように降りつづいていた...   そとは深々としたしぐれが罩めるように降りつづいていたの読み方
室生犀星 「津の国人」

...闇を(こ)めて降る雨脚のかなたに...   闇を罩めて降る雨脚のかなたにの読み方
山本周五郎 「新潮記」

...そして又ワーンと(こも)った若い男女の張切った躍動する肢体が...   そして又ワーンと罩った若い男女の張切った躍動する肢体がの読み方
蘭郁二郎 「鱗粉」

...もうもうと立ち(こ)めた霧の底を流れてゆく水勢だけが...   もうもうと立ち罩めた霧の底を流れてゆく水勢だけがの読み方
若杉鳥子 「独り旅」

...いつの間にかまた眞白に霧がめて大粒の雨が降り出してゐた...   いつの間にかまた眞白に霧が罩めて大粒の雨が降り出してゐたの読み方
若山牧水 「比叡山」

「罩」の読みかた

「罩」の書き方・書き順

いろんなフォントで「罩」


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手術中   旗を下ろす   まっ逆さまに落ちる  

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