...温めたタオルで罨法(あんぽふ)を施(や)つたりした...
石川啄木 「鳥影」
...冷吉が蒲團の上に坐つて罨法をしてゐると...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...一度罨法をしてから...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...間もなく看護婦が最後の罨法をさせに上つて來たから...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...「罨法(あんばふ)なさい...
薄田泣菫 「茶話」
...「もつと罨法なさい...
薄田泣菫 「茶話」
...患者の患部へ罨法(あんぽう)をほどこしながらふりむかれました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...医師は罨法剤(あんぽうざい)と睾丸帯(こうがんたい)とを与えた...
田山花袋 「田舎教師」
...せつせと罨法を手傳つて取替へてやつた...
田山花袋 「道綱の母」
...時には普通の罨法をするだけで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...最初の罨法具もできあがった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...静かに罨法(あんぽう)を施しておりますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...さしつかえございますまいか」「お入りなさい」と罨法(あんぽう)を施しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...冷罨法を施している竜之助は...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中谷宇吉郎 「雪」
...馬銭子(マチン)の種と曼陀羅(チョウセンアサガオ)の葉を煮だした熱湯で足を罨法する...
久生十蘭 「新西遊記」
...彼女等はみな各々(めいめい)が小さな罨法鍋を前にしてゐた...
北條民雄 「外に出た友」
...看護婦のおばさんが罨法(あんぽう)をしてくれます...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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