...纔(わずか)に温まった懐をおさえて...
青柳喜兵衛 「夢の如く出現した彼」
...この混沌たる暗黒時代に一縷の光明を与ふるものは僕等の先達並びに民間の学者の纔(わづ)かに燈心を加へ来れる二千年来の常夜燈あるのみ...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...纔かに自ら腹いせをしてゐたのである...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...纔(わず)かに足の蹠(うら)に少し残っているだけである...
谷崎潤一郎 「細雪」
...纔(わず)かに病人は安静を得ていたのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...纔(わず)かに胸をお納戸色の衣に蔽い...
谷崎潤一郎 「少年」
...纔かに膝頭に届いて居る短いお納戸(なんど)の裳裾(もすそ)の下は...
谷崎潤一郎 「少年」
...ぽつりと一点水に油を滴(た)らしたような纔(わず)かな明りの圏(けん)の裡(うち)に...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
......
内藤湖南 「卑彌呼考」
......
内藤湖南 「卑彌呼考」
...この老桜が纔(わずか)に災(わざわい)を免れて...
永井荷風 「葛飾土産」
...その磨滅した石の上に指先きでもつて纔かにその婦人の名前と年齡とを認めるのである...
堀辰雄 「或外國の公園で」
...この時の俳諧界は曙光纔(わずか)に上りて万物始めて弁ずべきが如し...
正岡子規 「古池の句の弁」
...夜は纔(わづか)に更けそめてもう周囲は静まつてゐる...
正岡子規 「ラムプの影」
...正精の解綬は冬の初に至つて纔に裁可せられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...意識生じて主觀と客觀と纔に分かるゝ所以をおもはず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...その行為が資本家の行為と纔(わず)かに五十歩百歩の差を以て利己的行為たるを免れないことに赤面せねばならないでしょう...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...而(そ)して配達料はと云へば麻布の奥から本郷の奥まで米一俵を配達するにも一人の配達夫と一輛の車とを要し乍(なが)ら纔(わづか)に四銭か六銭である以上...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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