例文・使い方一覧でみる「纔」の意味


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...夕照(ゆふばえ)は湖水に映じて(わづか)にゆくてに迷はざらしむ...   夕照は湖水に映じて纔にゆくてに迷はざらしむの読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」

...とうとう軍隊を繰出してその警護の下(もと)に(わず)かに選挙を終ったという有様である...   とうとう軍隊を繰出してその警護の下に纔かに選挙を終ったという有様であるの読み方
大隈重信 「選挙人に与う」

...(わず)かに築山(つきやま)の蔭に貧弱な芙蓉(ふよう)が咲いているのと...   纔かに築山の蔭に貧弱な芙蓉が咲いているのとの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...撫子(なでしこ)などが美しくその婉(しを)らしい影を涵(ひた)して居た(わづ)か三尺四方に過ぎぬ田池の有つた事を...   撫子などが美しくその婉らしい影を涵して居た纔か三尺四方に過ぎぬ田池の有つた事をの読み方
田山花袋 「重右衛門の最後」

...只に和蘭の學校讀本の中にチラホラ論じてあるより以上は知らなかつた...   只纔に和蘭の學校讀本の中にチラホラ論じてあるより以上は知らなかつたの読み方
徳永直 「光をかかぐる人々」

...この老桜が(わずか)に災(わざわい)を免れて...   この老桜が纔に災を免れての読み方
永井荷風 「葛飾土産」

...カニ獄中ノ鬼トナルヲ免レ...   纔カニ獄中ノ鬼トナルヲ免レの読み方
成島柳北 「祭舌文」

...その磨滅した石の上に指先きでもつてかにその婦人の名前と年齡とを認めるのである...   その磨滅した石の上に指先きでもつて纔かにその婦人の名前と年齡とを認めるのであるの読み方
堀辰雄 「或外國の公園で」

...隋書以下の志が方(まさ)に(わづか)に本草経を載せてゐる...   隋書以下の志が方に纔に本草経を載せてゐるの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...棠軒は九月二十四日に(わづか)に駿府より帰つたからである...   棠軒は九月二十四日に纔に駿府より帰つたからであるの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...竜池は将(まさ)に刑辟(けいへき)に触れむとして(わずか)に免れた...   竜池は将に刑辟に触れむとして纔に免れたの読み方
森鴎外 「細木香以」

...この時に及んで(わずか)に行われたのである...   この時に及んで纔に行われたのであるの読み方
森鴎外 「渋江抽斎」

...(わづか)に三年の時は無残にも...   纔に三年の時は無残にもの読み方
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」

...新聞は支那の革命戦争の記事を小さく(わづか)二三行で済ませて居る...   新聞は支那の革命戦争の記事を小さく纔二三行で済ませて居るの読み方
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」

...(わづか)に六畳と二畳とに過ぎない部屋は三面の鏡...   纔に六畳と二畳とに過ぎない部屋は三面の鏡の読み方
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」

...此処(ここ)では産地が近くて税が軽いから(わづか)に二フラン五十の散財で快(い)い気持に酔ひ乍(なが)ら...   此処では産地が近くて税が軽いから纔に二フラン五十の散財で快い気持に酔ひ乍らの読み方
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」

...(九月十六日)和蘭陀(ヲランダ)の二日(ふつか)和蘭陀(ヲランダ)はアムステルダムと海牙(ハアグ)との両都を(わづ)か二日(ふつか)で観て通つたに過ぎない...   和蘭陀の二日和蘭陀はアムステルダムと海牙との両都を纔か二日で観て通つたに過ぎないの読み方
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」

...入城門身忽亡...   纔入城門身忽亡の読み方
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」

「纔」の読みかた

「纔」の書き方・書き順

いろんなフォントで「纔」

「纔」の英語の意味


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