...上陸隊を取纏めることはシルヴァーに任せて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...しかしこの縁談を無理に纏めようとして貴下に対し虚偽を申上げた覚えはないので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...以上三回の放談を纏め更に附録として若干の隨筆を加へたものが本書である...
土井晩翠 「「晩翠放談」自序」
...通鑑の中の記事を拔き取つて事件により纏めた...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...これらは自己の本又は自己の學派の本を纏めた時に作つたものであるが...
内藤湖南 「支那目録學」
...一つ一つ事件を纏めて記憶する爲めに...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...それでとにかく資料を一度全部纏めて見せて貰ったのであるが...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...彼は何の考も纏めなかつた...
夏目漱石 「それから」
...観察者の態度を維持しがちの学者のように表面上の矛盾などを無理に纏めようとする弊害には陥る憂(うれい)がない...
夏目漱石 「中味と形式」
...島原か長崎へ叩き売られているよ」「何? 一と纏めにして江戸から送り出す?」平次はサッと次の間の唐紙(からかみ)を開けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...リヤカー一台に荷を纏め彼はボストンバツグ一つで中野を脱出することができた...
原民喜 「火の踵」
...「一纏めに書くとなると相当骨が折れるだらう...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...どっちもどうやら辛うじて十五日の読物に纏め上げることができた...
正岡容 「小説 圓朝」
...東京の醫學校へ行つてゐる中の姉のところへと思つて小包を纏めた...
水野仙子 「四十餘日」
...纏めて杏奴さんの文章をも読み...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...彼の文集はやはり誰か赤穂の人が纏めてくれたらと思っている...
柳田国男 「故郷七十年」
...私一個の考えで前後の筋を纏めようと致しますと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...矢張り磁気学研究所としてここで号令し纏めなければならんと思うね...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??