...纏めるべき所で纏めるということがあっていいのではないかと思う...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...各班では初年兵を一纏めにして...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...どうにかして纏めたいと考えたのだが...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...皆(みんな)一纏めに下宿屋の押入に取残した儘(まゝ)逃げて来たので...
薄田泣菫 「茶話」
...夫婦の中へ立ち入って好い工合に纏めることも出来ずそのままになっている中(うち)とうとう柏木未亡人方にも何か都合があって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...けれども今この五篇のみを纏めて一本としようとしても...
太宰治 「『思ひ出』序」
...あれを纏めようとしてるのですよ...
田中貢太郎 「竇氏」
...五人の子供が銘々に隠しあって描いたのを長女が纏めて綴った後に発表する事にしていた...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...」「納戸へ入つて荷物を纏めてゐるから...
徳田秋聲 「老苦」
...最後に易を纏めたものは呂氏春秋や...
内藤湖南 「易疑」
...その中に志の如きものを纏め...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...出たものを纏めて見ると...
夏目漱石 「それから」
...他の作家をして片言隻句すら容易に纏めしむる餘裕を與へぬ先に如是閑君は滔々として常人の思も寄らぬ事を...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...例へばその著作一巻に依つて纏めて通読する時には一層の雅味を得らるゝであらうと想像された...
牧野信一 「月評」
...あつちこつち聞き廻つたりして随分苦労をして纏め上げたのですから...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...別に一册子として纏めて見たいと思ふ...
柳田國男 「祭禮名彙と其分類」
...ただこまごまとした物を纏めてトランクに詰めれば良かっただけだったが...
横光利一 「旅愁」
...二人は量の多少に拘泥せず一つに纏めてからボーイを呼んだ...
横光利一 「旅愁」
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