...纏めるべき所で纏めるということがあっていいのではないかと思う...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...あれを纏めようとしてるのですよ...
田中貢太郎 「竇氏」
...これらの結果を纏めて Phil. Mag. に出したとき“I wonder how it will strike others. To me it now seems too obvious.”と私信の中に書いている...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...「もう一つほかの縁談を纏めてくれた方に対して...
徳田秋声 「爛」
...現実的利害を纏めるのに小さく眼先きのことに就いてしか纏めることを知らないケチな哲学理論のことである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...地方長官会議までにやっと考えを纏めたらしい...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...ホンノ道樂が昂じていろんなものを集めた結果から纏めることが出來た學問である...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...長編だけを作つて纏めぬ書も澤山出來た...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...僕が論文を纏める才にひどく乏しい上に論文の大体の相手を持たないために随分変なものかも知れないが...
中原中也 「高橋新吉論」
...なるべくは一巻に纏め上げたいという話だったので...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...必ずきちんと纏めて発表させるような態度であった...
中谷宇吉郎 「リチャードソン」
...まあ大抵のところで纏まるなら纏めてしまおうかと思ってる...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...一階にこもって「日本の姿」の纏めにかゝる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...とばすわけにも行かないから一纏めにして記してゐるんだが――」そのつもりで余は...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...葛西善蔵氏の――何から書いたら私はこの一文を適度に纏め得るか――私は迷つてしまつたのである...
牧野信一 「断想的に」
...そしてグループを一纏めにして批評する癖があるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...別に一册子として纏めて見たいと思ふ...
柳田國男 「祭禮名彙と其分類」
...この三つの傾向を自覚というものに依って取り纏めて行くところに人間の性格の向上進展があるので...
夢野久作 「鼻の表現」
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