...残余の財を取纏めて...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...どうにかして纏めたいと考えたのだが...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...私たちは即座に相談を纏めた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...大体の成果を纏めて云えば...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...こうして纏めることが科学的研究に於ける表現でなくてはならぬ...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...繋辭の製作せられる時になつて一に纏められたとするのである...
内藤湖南 「易疑」
...いろいろのものを集めて一纏めにして自分の一家言を作るのであると云つて居る...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...記録の方をとりあえず一冊に纏める決心をした...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...とう/\その一篇丈(〔だけ〕)を単行本に纏めて公けにする方針に模様がへをした...
夏目漱石 「『心』自序」
...A′とA″と似ているところからやはりB主義に纏められる...
夏目漱石 「創作家の態度」
...不用の品を売払って八両の金を纏め...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...凡てを何とかうまく纏めようとしたのです...
浜尾四郎 「正義」
...空襲避難の貴重品を纏めんとして...
原民喜 「かげろふ断章」
...どっちもどうやら辛うじて十五日の読物に纏め上げることができた...
正岡容 「小説 圓朝」
...こんな一席の講談に纏めて見ました」かう云つて結ぶのに...
正岡容 「吉原百人斬」
...とても考えを纏めるなんてことは出来なくなってしまうんです...
宮本百合子 「一太と母」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
...序文幼い紀行文をまた一冊に纏めて出版することになった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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