例文・使い方一覧でみる「纏」の意味


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...壻この約を婦に聞きて、婦の衣裳をひ、婦の面紗(おもぎぬ)を被りて出でぬ...   壻この約を婦に聞きて、婦の衣裳を纏ひ、婦の面紗を被りて出でぬの読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」

...緩く(まと)うた...   緩く纏うたの読み方
泉鏡花 「女客」

...定めようか」話はまったが...   定めようか」話は纏まったがの読み方
田中貢太郎 「竇氏」

...ここいらでめるより外はないかと存ずるのである...   ここいらで纏めるより外はないかと存ずるのであるの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...冬ならば幾枚もかさねた寐巻があんかにかかつて湯気のたつほど温まつてるのを仰山な様子をしてふうふう吹きながら痩せた身体にほつこりとつてくれる...   冬ならば幾枚もかさねた寐巻があんかにかかつて湯気のたつほど温まつてるのを仰山な様子をしてふうふう吹きながら痩せた身体にほつこりと纏つてくれるの読み方
中勘助 「銀の匙」

...すでにその辺から(まと)まったことであるから...   すでにその辺から纏まったことであるからの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...こんな問題にまでつけ(まつ)わっていた...   こんな問題にまでつけ纏わっていたの読み方
夏目漱石 「行人」

...見すぼらしい衣を身にい...   見すぼらしい衣を身に纏いの読み方
西尾正 「放浪作家の冒険」

...盆までに二三千両(まと)まらなきゃ主人の常右衛門首でも縊(くく)らなきゃならねえ」「…………」平次は黙ってガラッ八の長広舌に聴き入りました...   盆までに二三千両纏まらなきゃ主人の常右衛門首でも縊らなきゃならねえ」「…………」平次は黙ってガラッ八の長広舌に聴き入りましたの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...――誰でも一応は万と(まと)まった金があるに違いないと思うでしょう」「それがどうした」「死んでしまった後で...   ――誰でも一応は万と纏まった金があるに違いないと思うでしょう」「それがどうした」「死んでしまった後での読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...小さいがよくまった大部屋で...   小さいがよく纏まった大部屋での読み方
野村胡堂 「笑う悪魔」

...例の【半】のみじめな現在の身の上を心に思い浮かべては...   例の【半纏】のみじめな現在の身の上を心に思い浮かべてはの読み方
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」

...この方は作品としてのりのいゝ事が...   この方は作品としての纏りのいゝ事がの読み方
水上瀧太郎 「貝殼追放」

...とても考えをめるなんてことは出来なくなってしまうんです...   とても考えを纏めるなんてことは出来なくなってしまうんですの読み方
宮本百合子 「一太と母」

...めやすく拵えやすい過去の情景へ向ってそれを求めたということの精神の機微にも目をひかれる...   纏めやすく拵えやすい過去の情景へ向ってそれを求めたということの精神の機微にも目をひかれるの読み方
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」

...印半に股引、草履ばきで、年は二十六七...   印半纏に股引、草履ばきで、年は二十六七の読み方
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」

...それだけは(まと)まるまいと吐(ぬ)かしたろう」「賭に遺恨なしだぜ...   それだけは纏まるまいと吐かしたろう」「賭に遺恨なしだぜの読み方
吉川英治 「醤油仏」

...その力のゆえに否定の繞たる論争においてイデーの自己還帰が見られるのである...   その力のゆえに否定の纏繞たる論争においてイデーの自己還帰が見られるのであるの読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

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