...惡性な藝者に附纏はれ...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...印袢纏は、奪ったマスクに狂喜して、自分の顔に充てたがどうしたものか、その場に昏倒(こんとう)してしまった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...赤ン坊に会わないという条件で話が纏まりました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...よごれの無い印半纏(しるしばんてん)に...
太宰治 「善蔵を思う」
...奥さんが附いておいでになったばかりに纏(まと)まるものも纏まらないでしまうなんてことが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その男はモーニングを纏(まと)って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...こうして纏めることが科学的研究に於ける表現でなくてはならぬ...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
......
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あのイヤなおばさんにつき纏(まと)わされるようでたまりません――白骨から...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は何の考も纏めなかつた...
夏目漱石 「それから」
...半纏(はんてん)の角刈(かくがり)と入れ違に這入(はい)って来て...
夏目漱石 「明暗」
...そうしてしつこく自分自身の話題にばかり纏綿(つけまつ)わった...
夏目漱石 「明暗」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...「小頭組合」の半纏を着て...
火野葦平 「花と龍」
...東京の醫學校へ行つてゐる中の姉のところへと思つて小包を纏めた...
水野仙子 「四十餘日」
...どちらでも纏頭(てんとう)に出すのは定(きま)った真綿であるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今さら世界の上に蠅につき纏われた宿命の人種の多いのに驚いた...
横光利一 「旅愁」
...辛うじて尻を被ふほどの短い袖無半纏を着...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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