...◇ポーは斯く死後迄不幸な人だつたのです、殊に不幸の最大なるものは、その全集編纂が、「敵」であつたところのグリスボートの手に依つて為されたことです...
芥川龍之介 「ポーの片影」
...古事記の編纂の當時...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...それを歴史に編纂する時に...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...全く編纂の誤りに過ぎない...
内藤湖南 「支那目録學」
...彼の祖先以來畫きし所の肖像畫の編纂をせしものと思はるゝ三種の肖像畫集を殘せし事なり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...全集十八卷の中各部門の編纂及び印刷校正の任に當るべき人員を選定したり...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...全集は重に巌谷小波先生が編纂されたやうな事から博文館から出版されました...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...ベンサムの博学宏才をもって心を法典編纂に委(ゆだ)ぬること五十有余年...
穂積陳重 「法窓夜話」
...総長の好意で私が“大日本植物志”の編纂に従事することになった...
牧野富太郎 「植物記」
...文部省編纂の教科書にジャガイモを馬鈴薯と書いてある事を伝聞し頗る遺憾に思っています...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...一人のバラモンを頼んで人間の道を教へて呉れと云ふことを任した時に其バラモンが此の書を編纂して教へたと云ふのである...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...ラスクの弟子でその著作集の編纂者であり...
三木清 「読書遍歴」
...明の李時珍諸書を考纂していわく...
南方熊楠 「十二支考」
...編纂(へんさん)せられるよりもずっと以前から...
柳田国男 「海上の道」
...「現代詩人集」全六巻を編纂して...
山之口貘 「自伝」
...辞書編纂(じしょへんさん)のため常に出入りするので二官が特に預かっている切支丹屋敷の土蔵の鍵(かぎ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...その編纂のことは『論語』にも『孟子』にも伝えていない...
和辻哲郎 「孔子」
...興福寺の法師が右の歌を作ってから『古今集』編纂まではわずか半世紀である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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