...此數年間(このすうねんかん)其編纂(そのへんさん)に腐心(ふしん)してゐたが...
今村明恒 「地震の話」
...その頃は字書を編纂(へんさん)していたので文壇人としては既に一歩を降り坂に踏入れていたのだ...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...この話は明の馮夢竜(ひょうむりゅう)が編纂した「知嚢(ちのう)」にも「郡従事(ぐんじゅうじ)」と題して取入れられているし...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...東京帝国大学史料編纂官...
太宰治 「盲人独笑」
...山茶花(さざんか)小さな金剛纂(やつで)なぞ植え込んだ一寸した小庭が出来て居て...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...蜂虻(はちあぶ)の群がる金剛纂(やつで)の白い大きな花や...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...多年に亘って執筆されたものの中から編纂されたこの書物も...
豊島与志雄 「随筆評論集「情意の干満」後記」
...編纂をする人の力量は遙かに隋書の時に及びませぬ...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...それは明史の編纂當時から起りつつあつた...
内藤湖南 「支那目録學」
...つまらない編纂物さへ手を下すのが面倒になる...
永井荷風 「来訪者」
...さらに蝦夷風俗彙纂に由ると...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...学生のために一書を編纂せしむべしとのことなり...
福沢諭吉 「読倫理教科書」
...当時江藤新平氏は同局の民法編纂会の会長であったが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...俳句分類の編纂は三年ほど前から全く放擲してしまつて居るのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...併(あわ)せてこれを纂記(さんき)して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...藩譜編纂の用務のある者のほかにはほとんど客に会わなかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...大日本史(だいにほんし)編纂のお係りとして...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...藤原正氏纂訳(さんやく)『孔子全集』からもいろいろ益を得た...
和辻哲郎 「孔子」
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