...窮迫した身に繿縷(ぼろ)を纒(まと)うて私の銀行へ来て応分の助力を請うたことがある...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...紙屑や繿縷片のやうなもの……...
徳田秋聲 「歯痛」
...繿縷(ぼろ)をまとうた蘇武の目の中に...
中島敦 「李陵」
...葛籠の蔭のところにひと塊りの繿縷(ぼろ)切れがつくねられてあり...
山本周五郎 「お美津簪」
...繿縷布片(ぼろきれ)の腰巻が脱け落ちそうになったまま叫び続けた...
夢野久作 「笑う唖女」
...繿縷(ぼろ)の腰巻を引擦り引擦り立ち上った...
夢野久作 「笑う唖女」
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