...科学者が物質とエネルギーを抽象して来てその間に起こるべき現象の径路を演繹している時のそれとはよほど似たものであるように思われる...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...」「誰か特定する手がかりはなかったのかね?」「必要なだけ演繹すればいい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...それを演繹できる手だては...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...分析と演繹の学問も不断の努力修練の末...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...演繹の取っかかりもなくなる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...(但しアリストテレスのオルガノン自身に於ては決して演繹だけがオルガノンの全部ではないことを注意する必要がある)...
戸坂潤 「辞典」
...カントは「演繹」に於て次の如く云っている...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...一層信憑するに足る文化史の源泉を繹ねることが出來て...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...その説明というのは「媒質中における微粒子の運動を数学的に規定する事によって光の現象をそれから演繹」したことである...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...誰がこんな貧乏臭い路地へ入つてウロウロするものですか」七兵衞の告發は遠慮も會繹(ゑしやく)もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それからして演繹し...
萩原朔太郎 「易者の哲理」
...車馬の往来は絡繹(らくえき)とつづき...
原民喜 「壊滅の序曲」
...明治三十四年四月文学博士重野安繹(しげのやすつぐ)撰...
正岡子規 「墨汁一滴」
...貴族の馬車絡繹(らくえき)たるその御者が...
南方熊楠 「十二支考」
...新唐書に拠れば、「討繹精明、世宝焉」と云つてあつて、当時既に貴重の書であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...演繹的なることなかれ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...それを導き出す方法には帰納の方が演繹よりも適当なわけである...
柳田国男 「故郷七十年」
...是から演繹(えんえき)して「まゝし翁」を描くことが出来るかも知れぬ...
山本周五郎 「青べか日記」
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