...新時代の服装をした囚人の夫婦は絡繹(らくえき)と銀座通りを歩いてゐる...
芥川龍之介 「僻見」
...帰納的であるクラウゼウィッツと演繹的であるジョミニーは独仏両民族の傾向を示すものと云うべきだ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...その然(しか)るゆえんを繹(たず)ぬるに...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...これらから政策を演繹することにある...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...僕らのささやかな演繹も...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...二つの演繹が可能だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...これを事実に適用して演繹(えんえき)するに至りては余まったくその責めに任ぜざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...これを演繹(えんえき)して...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...かくて自然に於ける一切の物質現象の群は先天的と経験的とを問わず根本力から構成される、演繹される...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...彼によれば空間は演繹も出来なければ構成も出来ない処の直接者...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...(但しアリストテレスのオルガノン自身に於ては決して演繹だけがオルガノンの全部ではないことを注意する必要がある)...
戸坂潤 「辞典」
...演繹論理学と帰納論理学との二つの部分(主として論理法則・論理要素の教説の部分と研究法の教説の部分)を併せ含むものとなったのである...
戸坂潤 「辞典」
...先天的な判断を下し得るものは分析的(演繹的)判断だけで...
戸坂潤 「辞典」
...この体系からの単なる個々の演繹に過ぎなかったわけだ...
戸坂潤 「社会時評」
...何故(なぜ)「どうしたものだろう」かとその理由(ことわけ)を繹(たず)ねて見ると...
二葉亭四迷 「浮雲」
...単にその心状をのみ繹(たず)ねてみたら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...而して彼は、所謂、演繹法、或は先験哲学の創始者として……」(これはE・P、ユレカの一節也)九官の声は続いて「アリスは向ふところ敵なくホツグの出現まで栄えた...
牧野信一 「嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら」
...ギリシア的学問における演繹的論理を明らかにしたアリストテレス...
三木清 「科学批判の課題」
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