...所々(ところどころ)好い加減に頁を繰ると...
芥川龍之介 「路上」
...戸を繰る音を聞きつけて...
有島武郎 「或る女」
...糸を繰る音が聞えるだろうか...
泉鏡花 「活人形」
...露店の三世相を繰るとなると...
泉鏡花 「婦系図」
...この縮図本を繰る毎に...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...この将校の顔から髪から髯(ひげ)からページを繰る手つきから...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...数珠(じゅず)を繰るのであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...暦を繰ると、干支も合って居る...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...空間のこういう弁証法的な触手を手繰ることによって初めて...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...見るがいい」雨戸を一枚繰ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朝起きた主婦が台所の戸を繰ると水甕の水から怪しい光が反射してゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ガラリと雨戸を繰ると...
二葉亭四迷 「平凡」
...そんなに多くもない楽譜をパラパラ繰る)あ...
森本薫 「みごとな女」
...すばやくなにかを手繰ると...
山本周五郎 「青べか物語」
...手荒く雨戸を繰る音や...
山本周五郎 「柳橋物語」
...一冊ずつを繰る指先は慄えていた...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
......
横瀬夜雨 「べつ甲蜂」
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