...袞繍橋(こんしゅうきょう)に住んでいる友達のことを思い出して訪ねて行った...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...そこにはいろいろな花が下草に雑つて刺繍でもしたやうに咲いてゐた...
田山録弥 「磯清水」
...例えばビーズ刺繍の小楊枝入(こようじいれ)といった風な...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...金ピカの刺繍(ぬひ)を施こした軍服を著た将軍が幾人も集まつてゐた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...せつせつと草花の模樣か何かを刺繍してゐた...
牧野信一 「痴日」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...金繍のある立派な夏帯の上に...
室生犀星 「蛾」
...その上にはまた金糸(きんし)の繍(ぬい)ある派手なる帛(きれ)を拡(ひろ)げあり...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...刺繍(ししゅう)をした白いバチストが見えている...
森鴎外 「普請中」
...特に美しいのは刺繍(ししゅう)類や友禅(ゆうぜん)である...
柳宗悦 「工藝の道」
...麻に刺繍をして黙っている...
横光利一 「欧洲紀行」
...張繍(ちょうしゅう)は...
吉川英治 「三国志」
...侍臣は、帰ってきて、「張繍の隊が、逃亡兵を防ぐため、見廻りしているのでした」と、告げた...
吉川英治 「三国志」
...張繍(ちょうしゅう)を討つべく遠征して...
吉川英治 「三国志」
...張繍との戦に奮戦して討死した悪来(あくらい)典韋(てんい)のために建てた廟(びょう)であった...
吉川英治 「三国志」
...替天行道(てんにかわりてみちをおこなう)と四大字を書いた繍縁(ぬいべり)の大旗がひるがえってみえるではないか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...美術品は刺繍(ししゅう)二つ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...人事はこの波紋を織り出した刺繍に過ぎぬ...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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