...横浜の埠頭(ふとう)と桑港(さうこう)の金門を繋ぐ一線は...
石川啄木 「閑天地」
...取って繋ぐものは悪魔の眷属(けんぞく)となり...
泉鏡花 「婦系図」
...すぐに投獄して鎖で繋ぐように命令された...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...彼らが今前なる地獄と後なる天国とを繋ぐ一条の狭い坑道より這ひ出して来て...
薄田泣菫 「独楽園」
...齊しく幾億萬の民心を繋ぐ...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...ゴンドラを繋ぐ、理髪屋(とこや)の標柱のような彩色棒の影が、水の上で、伸びたり縮んだり、千切(ちぎ)れたり附着したりして、一日遊んでいた...
谷譲次 「踊る地平線」
...オックスフォド街道 ロンドンの西部と本市とを繋ぐ大街道...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...然し何かに興味を繋ぐことの愚かさを...
豊島与志雄 「反抗」
...「繋ぐ日も、繋ぐ月もなきに」とギニヴィアは答うるが如く答えざるが如くもてなす...
夏目漱石 「薤露行」
...千里を繋ぐ牽(ひ)き綱(つな)もあろう...
夏目漱石 「薤露行」
...筋は人も知る如く歐米間を繋ぐ大トンネルの開鑿が計畫せられ...
成瀬無極 「「トンネル」に就いて」
...離家(はなれ)と母家(おもや)を繋ぐ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錨を入れて三角ブイに繋ぐと...
久生十蘭 「ノア」
...欧米二大陸を繋ぐ主要航路附近にまで南下して来るのだ...
牧逸馬 「運命のSOS」
...また弟子に命じ布の故衣(ふるぎ)で諸虎の頸を繋ぐ...
南方熊楠 「十二支考」
...余はこれに未来の望を繋ぐことには...
森鴎外 「舞姫」
...初春は愛の笑まへる広場なり雄雄しき人も恋人も踊らんとして手を繋ぐ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
......
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索