...小さい屑を大きい屑に繋ぐ繊維に相当するものが重力である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...取って繋ぐものは悪魔の眷属(けんぞく)となり...
泉鏡花 「婦系図」
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内田魯庵 「八犬伝談余」
...命を繋ぐより他はなかったに違いない...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...糸でも切れたのを繋ぐのか...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...オックスフォド街道 ロンドンの西部と本市とを繋ぐ大街道...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...よく編まれたる手綱もて衆は厩舍にこを繋ぐ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...食を摂って命を繋ぐということは...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...そしてその二つの岡部を繋ぐものは...
豊島与志雄 「二つの途」
...茅花さく川のつゝみに繩繋ぐ牛飼人に聞きて來にけりいにしへもいまも同じく安房人の誇りにすべき伴家主(あたへぬし)これ伴家主おやを懷ひし眞心は世の人おもふ盡くる時なくうらなごむ入江の磯を打ち出でゝおやにまつると鯛も釣りけむ父母のよはひも過ぎて白髪の肩につくまで戀ひにけらしも麥つくる安房のかや野の松蔭に鼠麹草(はゝこ)の花はなつかしみ見つ三日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...千里を繋ぐ牽(ひ)き綱(つな)もあろう...
夏目漱石 「薤露行」
...兩者を繋ぐ楔を提供し...
波多野精一 「時と永遠」
...飯場街と飯場街を繋ぐところに...
葉山嘉樹 「万福追想」
...ウージェーヌが車に五頭の牛を繋ぐだけの時間すら与えなかったレストー夫人のところで泥沼にはまってしまった後...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...この囚人団を城の地下室の牢獄へ繋ぐように命じた...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...老人髻(もとどり)落つるをを以て繋ぐ〉とあり...
南方熊楠 「十二支考」
...婦人大衆を低く繋ぐ反動文化と戦闘を開始しないことは...
宮本百合子 「国際無産婦人デーに際して」
...久く趣味上の興を繋ぐに堪へざること...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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