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内田魯庵 「八犬伝談余」
...一図(いちず)に我が子の出世に希望を繋ぐ親心(おやごころ)からは歯痒(はがゆ)くも思い呆(あき)れもして不満たらざるを得なかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...あの櫓の避雷針と大地とを繋ぐ長い撚り銅線(あかせん)を外せば...
海野十三 「雷」
...また将来浦塩斯徳(ウラジオストック)の軍港に大軍艦を繋ぐということは支那海...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...齊しく幾億萬の民心を繋ぐ...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...よしや鎖に繋ぐとも...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...オートメドーンは命を聞き戰車に繋ぐ二駿足...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...更に二頭の傍に*駢べて繋ぐペーダソス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「長き船路の盡きん時あらきあらしのやまん時波も霞の礒ちかく散りくる花のふゞきもて繋ぐ小舟のとま葺きてまたも逢見ん折をこそ...
土井晩翠 「天地有情」
...この点に就いては現代の科学的見方とカントの思想との関係に多くの興味を繋ぐことは出来ぬと思われる...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...両者を繋ぐ喜久子の微笑の眼眸とに...
豊島与志雄 「朝やけ」
...生命を繋ぐということと...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...離家(はなれ)と母家(おもや)を繋ぐ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皆わが生命を繋ぐ食物を供給している...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...此處に船を繋ぐによろしと...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...久く趣味上の興を繋ぐに堪へざること...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...余はこれに未來の望を繋ぐことには...
森鴎外 「舞姫」
...戦争中父の王が亡くなつたので将士の心を繋ぐ為に此(この)頑是ない幼王を陣中へ伴つて来たが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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