...繊婉にしてよく幽渺たる趣を兼ぬ...
芥川龍之介 「佐藤春夫氏の事」
...手が小さくて繊美で典雅であり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...眩く白光りする繊維のやうに見えたりする...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...優雅で繊細である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...女の細っそりした繊弱(かよわ)そうな頸筋(くびすじ)や...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...空には繊雲(ちりくも)一ツだも留めず...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...言い換えれば何となく怜悧(れいり)そうで繊細で不規則で純潔であって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...愚図愚図している中に昇華作用で肝心の一番繊細な模様が消えてしまったり...
中谷宇吉郎 「雪」
...「私(わたし)には――認識した御本人でなくては」と団扇のふさを繊(ほそ)い指に巻きつける...
夏目漱石 「一夜」
...詐(いつわ)りは天も照覧あれ」と繊(ほそ)き手を抜け出でよと空高く挙げる...
夏目漱石 「薤露行」
...繊(ほそ)き蛇(だ)の膨(ふく)れたる頭(かしら)を掌(たなごころ)に握って...
夏目漱石 「虞美人草」
...繊弱さを露呈した...
久生十蘭 「だいこん」
...光りと影については繊細な感じを持つてゐるといふ滝が夢に誘はれないのは不思議だ...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...どのような籠絡(ろうらく)の繊手(せんしゅ)を伸ばしつつあるかをさえ耳にしているのである...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...文字も繊細(きゃしゃ)な美しさはないが貴人の書らしかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...君は健康であり、彼は繊弱である...
室生犀星 「愛の詩集」
...繊細(かぼそ)い声を出した...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...小鳥の脚(あし)よりも繊弱(きやしや)な蕎麦(そば)の茎にも...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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