...南總外史として現はれる人物である...
木場貞 「來訪者のモデル」
...總個人の協力(全國民の大組合)の手に集中されるならば...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...總(そう)じて他人(たにん)の艱難(かんなん)に對(たい)しては...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...いつも樂屋總出でそれを踊つたものだから...
太宰治 「思ひ出」
...房總方面に上陸する捕鯨船が頻繁だつたと記録は書いてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「妙なことを仰しゃるじゃありませんか! 一體なんの『總勘定』をするんです? ははあ! じゃ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ジスレリーの意見は總べて保守黨の信條と爲り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...新唐書藝文志・崇文總目ともに...
内藤湖南 「支那目録學」
...手持の語彙(ボキヤブラリー)を總仕舞にしただけあつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次と八五郎は裏木戸から上總屋へ入つて行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お茶が入るだらう――おや/\これで總仕舞か...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...巾着(きんちやく)の中味が總仕舞になつたんだらう」「お前さん」お茶を持つて來たお靜は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...建治二年三月、下總中山、富木入道(どきにふだう)の妻の尼御前には――矢(や)の走ることは弓の力、雲のゆくことは龍のちから、男のしわざは女の力なり...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...凡そ歐洲の中世史に於て大事件と目せらるゝ殆ど總てのものを經驗し了つたと云て差支ない...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...その聯想は總て嚴としてをり...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...總じて自然辯證法を唯物史觀の根柢に据ゑようとする立場は...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...從而(したがつて)久保田君の小説戲曲の中に現れる人物は、殆ど總て、今日の文明には何物をも貢獻しない人間ばかりだ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...總ての死んだ人々の思ひ出が現在の上へ竊かに悲しい影を投じた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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