...……生産業と種々の物産の交換地帯は相互に入り込み、互に縺れ合ひ、互に重なり合つてゐる...
石川三四郎 「社会的分業論」
...生産団体と消費団体は互に縺れ合つた連帯網を構成して...
石川三四郎 「社会的分業論」
...身も世も忘れた態で、顏は男の體から離しともなく二足三足、足は男に縺れる...
石川啄木 「鳥影」
...しなしなと互に揺れ縺れしてゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
...縺れる舌で「ほたえな」(ふざけるなとの方言)とぼくを叱りつけ...
田中英光 「さようなら」
...酔うて呉郎さんと下井田さんと縺れて来た...
種田山頭火 「其中日記」
...』こんなことを言ひながら三人は縺れながら歩いた...
田山花袋 「歸國」
...枝話しの色々な縺れから実際的な詳細を拾い上げるのが商売であった...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...舌の少し縺れかゝつた彼女の話が...
徳田秋聲 「草いきれ」
...最初のひと言で舌が縺れてしまうだろう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...何か不吉な縺れが起りはすまいかと...
豊島与志雄 「林檎」
...縺れた舌でがむしやらに呶鳴つた...
南部修太郎 「霧の夜に」
...縺れたり離れたり...
久生十蘭 「魔都」
...手に手を取って、縺れあいながら、二人は階段を上るのに四半時(とき)も手古摺っていたが、それでもやっとのことで二階へ這いあがった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼は縺れかゝつた絲巻の端をさがさなければならないと思つて...
平出修 「逆徒」
...ドストエフスキイは人間心理の縺れを解きほごさうとはしなかつた...
堀辰雄 「小説のことなど」
...かく縺れ絡んだ物を見ると...
南方熊楠 「十二支考」
...対処の方法で縺れさせたのであったと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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