...縱(たと)ひ優しき情(なさけ)の蔓草の生ひまつはりて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...即(すなは)ち形式(けいしき)からいへば縱波(たてなみ)である...
今村明恒 「地震の話」
...そして、北海道といふところは、僅かにまだ二三日の滯在だが、その間に見聞したところだけを以て見ても、淫逸、放縱、開放的で、計畫をめぐらすにも、放浪をするにも、最も自由な天地らしい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一國をまとめてその手中に操縱するのも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...其(そ)れが縱令(よし)去年(きよねん)の古新聞(ふるしんぶん)で有(あ)らうが...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...縱令(よしんば)穴(あな)の中(なか)に入(はひ)るのでも...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...その脇ツ腹へ頭をおつつけて縱書に...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...特に閣下の内閣が彼れの野性を利用して遂に自由黨を操縱し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...縱ひ皇運末になり政道誠なく...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...縱横に紛飛する状態にあるものと考え...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...開き出された生々しい腹部を――鋭い視線の刄物で縱に斷ち切るやうにずつと見通した...
南部修太郎 「疑惑」
...縱横に街々を斷ち割る稻光り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この『良人操縱(りやうじんさうじう)』といふテストはすんだやうなもの...
長谷川時雨 「こんな二人」
...縱令(よし)屋根(やね)の上(うへ)から落(お)ちても!』愛(あい)ちやんは自(みづか)ら斯(こんな)事(こと)を思(おも)ひました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...其は或僧の妻妖麗他に優れ淫縱度無かつたので門跡之を叱ると...
南方熊楠 「詛言に就て」
...その評論は縱令(たとひ)絶對の上よりしても實相を撥無(はつむ)すべからず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...縱令教のある人でも...
森鴎外 「高瀬舟縁起」
...角凧と違つて縱に長い人形だからひきは弱いが...
横瀬夜雨 「春」
便利!手書き漢字入力検索