...何も私ひとりが無抵抗主義で縮こまっていることはない...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...我れ知らず身体(からだ)が縮こまってその勢(いきおい)に押されて揚句(あげく)の果ては膝を突いてしまう...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...だからこの一画のなかに縮こまっているなんて...
海野十三 「蠅男」
...縮こまれるだけ縮こまって...
橘外男 「逗子物語」
...地面に這(は)いつくばらんばかりに小さく縮こまっていたのである...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...どうせよと言うのか? 君のように自分の殻(から)の中にじっと縮こまってることは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は車室の隅に縮こまって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何だか身が縮こまってきた...
豊島与志雄 「童貞」
...縮こまっていた方がよくねつかれる道理で...
豊島与志雄 「女人禁制」
...出来るだけ縮こまってると...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...病人と看護婦との横の方に縮こまって寝ている自分を見出した瞬間に...
豊島与志雄 「二つの途」
...大きい息も吐けないように縮こまっておりました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...縮こまって小さくなっているよりは寧(むし)ろどしどし発展することを好む...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...以上はすこぶるダラシの無い事を長々と書き連ねましたので筆を擱(お)いたあと私は恐れ縮こまっています...
牧野富太郎 「植物記」
...筆を擱(お)いたあと私は恐れ縮こまっています...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...そんな燐寸(マッチ)箱みたいな家に縮こまってる必要はない...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...いつの間にか小さく小さく縮こまって来て...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...寝床の中で縮こまっている...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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