...縫物が得意ですか?...
...縫物の道具を買いに行きます...
...母が縫物をしている間、私は読書をします...
...縫物に必要な糸が切れてしまったので、買ってきます...
...縫物が苦手な人でも、簡単なものから始めれば大丈夫です...
...向ひ合つて縫物を続けてゐる...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...縫物(ぬいもの)か何かしているらしい...
芥川龍之介 「母」
...母様は庭の離れでお針箱を側(そば)へ置いて縫物をなさるのが常だった...
竹久夢二 「少年・春」
...品子が朝のうちに仕上げた縫物を...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...日のあたる縁側近くに縫物を持ち出してゐた盛子は...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...何か縫物をしていた...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...そこで、お雪は何か、あわてて身の廻りを始末するような物音を立ててから、「どうぞ」「お忙がしいんじゃないですか」あんまり、中があわただしい気配(けはい)だものですから、北原も遠慮してみると、「いいえ、かまいませんのです、どうぞ」「失礼してもよろしうございますか」「どうぞ」障子があけられて見ると、お雪ちゃんが少しポッと赤くなって、そのあたりには、縫物だの、書き物だのが取散らしてあったので、それでは、その取散らかしを気兼ねをして狼狽したのだろうと思われます...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに、身なりも、病人とは思えないほどにキチンとしているし、髪も手入れが届いている――そう思って見ると、こちらのお雪ちゃんの取乱した書き物、縫物のほかに、屏風の外へ急に突きやったらしい、櫛箱(くしばこ)、耳盥(みみだらい)、そんなようなものが眼に触れると、北原はなんだか、ここで今まで、おとわ稲川もどきの世話場が、演ぜられていたような気配も想像されないではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...一心に縫物を進めています...
中里介山 「大菩薩峠」
...いい縫物屋を知っていますから頼(たの)んであげましょう」とでも云って...
林芙美子 「魚の序文」
...お安は膝の上から縫物を払って...
久生十蘭 「鈴木主水」
...私は寝ずに縫物をしながら待つてゐました...
二葉亭四迷 「嫉妬する夫の手記」
...縫物などをしてゐる彼女が何か口のうちでぶつぶつと小言を呟いでゐるのを聞いて...
牧野信一 「秋晴れの日」
...母人ひとり縫物(ぬいもの)しておりしに...
柳田国男 「遠野物語」
...家へ歸ると母は父の眼鏡をかけてひとり縫物をしてゐた...
横光利一 「悲しみの代價」
...お杉はその小舟の中で老婆がひとり縫物をしているのを見ると...
横光利一 「上海」
...女のように針をもって縫物(ぬいもの)をしていた...
吉川英治 「源頼朝」
...母は起きて何か縫物をしていたが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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