...そのみぎり、長政公はすりはり峠までお送りなされ、そこでお別れになりまして、えんどう喜えもんのじょう、あさい縫殿助、なかじま九郎次郎の三人をもって、柏原までのぶなが公のお供をおさせなされたよしにござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...一石橋を架けたといふ後藤縫殿助を筆頭に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...六翌る日平次は一石(いつこく)橋の後藤縫殿助の手代を訪ねて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...露姫は松平縫殿頭定常(ぬひのかみさだつね)の女(むすめ)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大給亀崖(おぎふきがい)公(即松平縫殿頭(ぬひのかみ)の事也)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後縫殿助(ぬいのすけ)であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...老武士と若党の縫殿介(ぬいのすけ)も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...供の縫殿介(ぬいのすけ)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...佐渡と、縫殿介とは、耳のないような顔して、彼方此方(あちこち)、眺めていたが、その間も、迅(はや)い雲脚は頭のうえを越えて行き、雨まじりの風の落ちて来るたび、佐渡の着ている蓑(みの)は、鷺(さぎ)の毛のように、風に膨(ふくら)んだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...若党の縫殿介(ぬいのすけ)ひとり召連れて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「縫殿介さん...
吉川英治 「宮本武蔵」
...やはり此家(ここ)に」縫殿介(ぬいのすけ)と伊織とは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「縫殿介(めいのすけ)」「はっ」「武蔵どのの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縫殿介(ぬいのすけ)は門の外へ駈け出していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼(か)の人(ひと)・この人(ひと)一縫殿介(ぬいのすけ)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...磯松の陰から、縫殿介も、彼方を見ていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「…………」縫殿介は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縫殿介(ぬいのすけ)と伊織のふたりが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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