...そのみぎり、長政公はすりはり峠までお送りなされ、そこでお別れになりまして、えんどう喜えもんのじょう、あさい縫殿助、なかじま九郎次郎の三人をもって、柏原までのぶなが公のお供をおさせなされたよしにござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...後藤縫殿助(ぬひのすけ)樣の御支配で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...六翌る日平次は一石(いつこく)橋の後藤縫殿助の手代を訪ねて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かねて介錯を頼んでおいた松野縫殿助(ぬいのすけ)が先に来て待っていた...
森鴎外 「阿部一族」
...大給亀崖(おぎふきがい)公(即松平縫殿頭(ぬひのかみ)の事也)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後縫殿助(ぬいのすけ)であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「さようで」と、縫殿介も、うかとは答え兼ねていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...……縫殿介(ぬい)...
吉川英治 「宮本武蔵」
...相手が大物だし、つかみようのない幸村という人物なので、手古摺(てこず)っているといううわさもかねがね聞くところだし、「……よいほどに、お帰りなさればよいのに」と、縫殿介は、気を揉(も)むのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...佐渡と縫殿介(ぬいのすけ)とは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縫殿介(ぬいのすけ)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「縫殿介(めいのすけ)」「はっ」「武蔵どのの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縫殿介も、急ぎかけたが、あわてて呼び止めた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「武蔵どのと同じ作州の生れ――又八と申します」「朱実(あけみ)といいまする」縫殿介は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縫殿介は一目見て...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縫殿介がいる辺りまでは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「…………」縫殿介は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...太郎左衛門が、まだ――と答えると、縫殿介は早口に、「では、少しも早く、ご用意をととのえて、お出向き下さるよう、お伝え下さい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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