...かねて介錯を頼んでおいた松野縫殿助(ぬいのすけ)が先に来て待っていた...
森鴎外 「阿部一族」
...丹波国(たんばのくに)なる小野木縫殿介(おのぎぬいのすけ)とともに丹後国(たんごのくに)田辺城(たなべのしろ)を攻められ候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...「縫殿(ぬいどの)」そっと袖をひいて...
吉川英治 「私本太平記」
...供の縫殿介という若党を顧みた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...老武士と若党の縫殿介(ぬいのすけ)も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...供の縫殿介(ぬいのすけ)をふり顧って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...八供の縫殿介(ぬいのすけ)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...相手が大物だし、つかみようのない幸村という人物なので、手古摺(てこず)っているといううわさもかねがね聞くところだし、「……よいほどに、お帰りなさればよいのに」と、縫殿介は、気を揉(も)むのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...若党の縫殿介(ぬいのすけ)ひとり召連れて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縫殿介(ぬいのすけ)と申しまするが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縫殿介(ぬいのすけ)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「縫殿介さん...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縫殿介(ぬいのすけ)は門の外へ駈け出していた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...これこの通りに――」縫殿介(ぬいのすけ)がそれを読み聞かせてやっていると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...縫殿介も、急ぎかけたが、あわてて呼び止めた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...磯松の陰から、縫殿介も、彼方を見ていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「…………」縫殿介は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...太郎左衛門が、まだ――と答えると、縫殿介は早口に、「では、少しも早く、ご用意をととのえて、お出向き下さるよう、お伝え下さい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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