...その間を赤青黄紫と色とりどりの紐線(ひもせん)が縦横無尽に引張りまわされているのであった...
海野十三 「人造人間事件」
...縦横無尽に駈け廻り...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...縦横無尽に荒れ狂ふ...
太宰治 「お伽草紙」
...縦横無尽に荒れ狂うのである...
太宰治 「誰」
...襟髪取って引き倒して縦横無尽に身体を踏ん付けてくれたならば...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...従ってわれわれのだいじな五体も不断にこの弾丸のために縦横無尽に射通されつつあるのは事実で...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...草むらを縦横無尽に走り抜け...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...日本の画家にして北斎の如くその筆勢の赴(おもむ)く処、縦横無尽に花鳥、山水、人物、神仙、婦女、あらゆる画題を描き尽せしもの古来その例なし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...支える奴を縦横無尽に斬り立てた...
中里介山 「大菩薩峠」
...それじゃ勝ち過ぎる」がんりきが縦横無尽に場を荒すのを神尾主膳も忌々(いまいま)しがっていたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...縦横無尽にそれを斬り散らす騒ぎになったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友が縦横無尽にその型をつかい出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...薄い透明な羽根を縦横無尽に振う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...それならただもう縦横無尽に絵具(えのぐ)を画布へなすりつけてからに――黒い...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...縦横無尽に口のなかで暴れてゐるやうです...
牧野信一 「美智子と歯痛」
...その中を縦横無尽に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...縦横無尽に暴れちらせ!」と...
吉川英治 「三国志」
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