...その真暗な空には、今も尚(なお)、照空灯が、青白い光芒を、縦横無尽に、うちふっていた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...その間を赤青黄紫と色とりどりの紐線(ひもせん)が縦横無尽に引張りまわされているのであった...
海野十三 「人造人間事件」
...縦横無尽に駈け廻り...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...それらの徒が雑然糾然(きょうぜん)として縦横無尽に働いている...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...それこそ蜘蛛(くも)の巣のように縦横無尽に残る隈(くま)なく駈けめぐり...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...縦横無尽に荒れ狂ふ...
太宰治 「お伽草紙」
...将監は汗みどろになって馬を縦横無尽にのりまわしつつ...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...この野戦病院の中で縦横無尽に働く有様は...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友が縦横無尽にその型をつかい出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...それならただもう縦横無尽に絵具(えのぐ)を画布へなすりつけてからに――黒い...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...砂地を縦横無尽に駆け廻つてゐた...
牧野信一 「籔のほとり」
...この通りいつも心に思うことは縦横無尽にいってのけ・物事を大胆に判断する・傍若無人な自由をとってゆずらない・このわたしが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...縦横無尽に活躍を始めた...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...大月玄蕃の切尖(きっさき)に立ちむかって目覚しいほど縦横無尽に斬り立てて行った...
吉川英治 「剣難女難」
...縦横無尽に暴れて来た...
吉川英治 「剣難女難」
...縦横無尽に突いてまわり...
吉川英治 「新書太閤記」
...産湯の上で縦横無尽に振り廻されて眼が廻ったとき...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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