...縦令この点については疑問があつても...
阿部次郎 「帰来」
...縦令(たとい)現在...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...縦令(たとい)不完全であろうとも...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...縦令愛する男女でも...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...かかる欠陥は縦令必然的に起って来るとしても...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...縦令市の隅から隅へと漂泊して歩いた私でも...
有島武郎 「かんかん虫」
...縦令(たとへ)ば一個所や二個所で共産組織をしたところで...
有島武郎 「私有農場から共産農団へ」
...われ縦令(たとひ)王者にえらばるるとも格別不思議に思はざるべし...
伊東静雄 「詩集夏花」
...)然しながら縦令(たとひ)俗物(ぞくぶつ)に渇仰(かつがう)せらるといへども路傍(みちばた)の道祖神(だうろくじん)の如く渇仰(かつがう)せらるにあらす...
三文字屋金平 「為文学者経」
...縦令(たとひ)石橋(いしばし)を叩(たゝ)いて理窟(りくつ)を拈(ひね)る頑固(ぐわんこ)党(とう)が言(こと)の如く...
三文字屋金平 「為文学者経」
...劇作家または小説家としては縦令(たとい)第二流を下らないでも第一流の巨匠でなかった事を肯(あえ)て直言する...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...縦令再び同じものを得られるとしても...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...縦令(たとい)舞台へ出る役割を振られてもいよいよとなったら二の足を踏むだろうし...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...は縦令(たとへ)落涙すとも...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...主観的の歌は縦令(たとい)感情を述べたる者なりとも...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...縦令(たとい)「善」なりとも美ならずんば固よりこれを排斥するなり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...縦令(たとい)二親(ふたおや)は寛仮するにしても...
森鴎外 「魚玄機」
...縦令(たとい)両方にその詞はあってもそれが向うでは日常使われているのに...
森鴎外 「Resignation の説」
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