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饗庭篁村 「木曾道中記」
...その日彼はQの上京を迎へるために(彼は近縣に教師をしてゐた)Pと三人で晩食を共にした...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...福田氏は栃木縣の可なりの資産家で...
石川三四郎 「浪」
...當時東京監獄に勞役場留置中の管野すが及び神奈川縣湯河原に於て逮捕されたる傳次郎の七名に過ぎざりしに...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...老縣主は悦びに堪へざる面持にて...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...此縣道を土地の人は新道と呼んでゐます...
江南文三 「佐渡が島から」
...知らぬ他國の二階のぞめき聽けばなつかし佐渡おけさ佐渡おけさと特別に言ふのは新潟縣の節のまるでちがつたおけさと區別して言ふのです...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...これは出雲の國の造(みやつこ)・ムザシの國の造・カミツウナカミの國の造・シモツウナカミの國の造・イジムの國の造・津島の縣(あがた)の直(あたえ)・遠江(とおとおみ)の國の造たちの祖先です...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...成務天皇――國縣の堺を定め、國の造、縣主を定め、地方行政の基礎が定められた...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...此百二十萬の金を掛けなければ此堤防が出來ないと云ふことに調査が出來たものを何ぜ縣會議員に見せない...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...那須郡と云へば則ち栃木縣の中である...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...(昭和十四年七月三十日「河北新報」)寺田寅彦氏私の故郷高知縣には明治二十年以來五年課程の尋常中學校に四年で卒業する女子部といふものが設けられた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...自治制度を制定したる山縣侯は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...轉じて山縣内閣の農商務大臣となり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...けれども其局に當る教育者が、成丈生徒を其職業の方に留めたいなら、其職業の愉快なること、利益あること、而も只だ個人の爲のみの利益でない、一縣下、一國の爲の利益だ、公に奉ずる道だと云ふことを能く教へねばならぬ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...しかし縣令や告諭ぐらゐでは覺束ない...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...亡くなられた坂口先生や榊原君と長崎縣の島原の吉利支丹の遺跡を歩いてゐる時...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...彼は佐賀縣の或る金滿家の息子で...
若山牧水 「樹木とその葉」
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