...縁類(ゑんるい)廣(ひろ)ければとり/″\に香水(かうすい)...
一葉女史 「ゆく雲」
...縁類でない他の家から嫁をもらうべきである...
牧野富太郎 「植物知識」
...養子は曲淵夫人の里の縁類の娘で...
水上滝太郎 「九月一日」
...姫路の目薬屋与次右衛門の縁類で...
吉川英治 「黒田如水」
...公儀では大奥縁類の者からボロの出るのを好まず...
吉川英治 「剣難女難」
...伏完の一門から穆順の一族縁類の端まで...
吉川英治 「三国志」
...すっかり旧知や縁類にも見かぎられて...
吉川英治 「私本太平記」
...そちが妻の縁類にあたる者だったな」「さようにござりまする」「ならば...
吉川英治 「私本太平記」
...また、縁類の者は、所詮、二百金の大枚を御返却することは出来ぬし、また殿様のお耳にも入っている品物の事だろう...
吉川英治 「醤油仏」
...奥向きにある多くの老女、侍女(こしもと)の端(はし)まで、その生国、家系、縁類などは、平常、調べてありますので」「いや、御尤(ごもっと)もなことではある」「萩路(はぎじ)どのの御素姓も同様...
吉川英治 「新書太閤記」
...毛受家の縁類をたずねさせ...
吉川英治 「新書太閤記」
...近郷の縁類を頼って退去するもあって...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...察するところ、それも、兵部の入智慧(いれぢえ)であろうが』『…………』『よいわさ!夫婦(めおと)も、縁類も、かような時には、頼みにならぬが世の常じゃった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そのほか一味の貴紳はみな若年で、縁類か、不平か、野望の友です...
吉川英治 「随筆 新平家」
...新免家の縁類の子孫かのように聞いた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...また縁類のものも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...縁類などの質問があって後...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本位田家の縁類たちが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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