...平素まつたく映画に縁遠い連中の見方の方が純粋でかつ素直である...
伊丹万作 「「ファン」について」
...縁遠いことでしょう...
高神覚昇 「般若心経講義」
...從つて現代の日本人からは西洋人の持つ道徳觀念よりも却つて「同文同種」と言はるゝ支那人の道徳觀念の方が一層縁遠いものに考へられるのである...
橘樸 「支那を識るの途」
...ゴビの一切水に縁遠い境に住まねばならぬとなったら如何(どう)であろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一般に思想警察などは民衆自身の身辺からは縁遠いものであって...
戸坂潤 「社会時評」
...従って社会階級の対立関係から縁遠いという点から...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...何れも斉しく生活へ近く又夫から縁遠い...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...巨人……私のことなんかは気にもとめない縁遠い他人……というほどの意味なんです...
豊島与志雄 「食慾」
...最も死に縁遠いものこそ...
豊島与志雄 「生活について」
...彼にはもう縁遠いものとなっていた...
豊島与志雄 「立枯れ」
...実際の感じとは縁遠いものであったけれど...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...それは清子とは縁遠いものから来てるらしかった...
豊島与志雄 「別れの辞」
...少し縁遠い顏立ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その頃にしては縁遠い方でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...世俗ともつとも縁遠い研究に没頭する所以が...
長谷健 「天草の春」
...二さて以上の敍述が歴史の考察にとつて何か縁遠いことであるかの如き外觀を惹き起さないために...
三木清 「歴史哲學」
...金で自由になるという玄人の世界を縁遠いものに考えて...
矢田津世子 「女心拾遺」
...縁遠いところも多少あったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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