...縁起でもないことを言うなよ...
...今日は縁起でもない一日だった...
...縁起でもないものを買ってしまった...
...彼は縁起でもない冗談を言った...
...縁起でもないことを考えると怖くなる...
...何故そんなことを言うんだい? 縁起でもない」母親の語気の荒さに当惑しながら...
梅崎春生 「狂い凧」
...縁起でもない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...「戯談(ぜうだん)もいい加減にしてお置きよ、今日は初日だつてえのに、縁起でもない...
薄田泣菫 「茶話」
...縁起でもない...
太宰治 「新釈諸国噺」
...縁起でもない奴隷(どれい)の話なんか聞かされて...
太宰治 「惜別」
...前科者の子女などは縁起でもない...
戸坂潤 「社会時評」
...」「何を云ってるんだい、縁起でもない...
豊島与志雄 「黒点」
...縁起でもない!」幾代はふり向いて眼を見張った...
豊島与志雄 「子を奪う」
...縁起でもない、どうもさいぜんから、誰かこの隣室にそっと送り込まれて来てはいるようだが、この際、しきりにしゃくり上げて泣いているようであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...生きかえった人間に棺桶はいらないから、縁起でもない、早く持って帰ってくれ、ということになって、仲間のやつが、待ってましたとばかりに、ほんとうのお米さんが入っている棺桶を、へい、すみませんでしたと担ぎだしてしまう……お嬢さんが、その騒ぎの翌日から、姉がほんとうの姉でなくなったというのは、いかにももっともな話...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...縁起でもない、なんでもいいから早く引きとらせなさいと……」ひょろ松は手で制して、「いや、よくわかりました...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そんな縁起でもないことにはしたくないもんだ...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...それにどうもそれは私にとってはいろいろと縁起でもない...
牧野信一 「鬼涙村」
...「私などは縁起でもない恰好(かっこう)をしてと思いまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...仏壇なんて縁起でもないことを云わないで...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「まだ客がいるのに縁起でもないね」とか...
山本周五郎 「季節のない街」
...「縁起でもない、別れの曲は止したがいい」「では何なりと、気任せの調べ合せはどうじゃ」「よかろう」二人はすぐ歌口をしめして吹き合わせた...
吉川英治 「剣難女難」
...」「まあ、縁起でもない、どうしたのさ、セリョージャ?」「だって仕様がないじゃないか、今にも死にそうに痛むんだものな...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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