...十年以前与作方へ縁付き...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...)當時の三圓といふ値段は額縁付きの値段と思ふが...
小穴隆一 「二つの繪」
...という重ね重ね因縁付きのものでありまして...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...三(み)つ葉(ば)葵(あおい)の紋を散らした因縁付きの短刀――を置いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金助町の園山若狹樣に縁付き...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金助町の園山若狭様に縁付き...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...へエ」「妹といふのは」「これは一度縁付きましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一度や二度は縁付きもしたことのある女...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しかも曲は因縁付きのショパンの「葬送行進曲(ヒューネラル・マーチ)」讃之助が思わず自分の家へ呶鳴り込んだのも無理はありません...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...他家に縁付きては我実の父母よりも夫の父母たる舅姑の方を親愛し尊敬して専ら孝行す可し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...東京の塩瀬のお菓子と云う因縁付きの取って置きの物まで食べさせたりした...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...そこの縁付きの座敷にいる一女性が中将の目にはいった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...南の縁付きの室(ま)は僧の室(へや)になっていたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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