...一種の深い因縁で...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...現在の蒔岡家としては勿体(もったい)なさ過ぎる縁であるとか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...月のさしこむ縁で話す...
種田山頭火 「其中日記」
...きょうは?」路地にひらいた三尺縁で...
徳永直 「白い道」
...それが、ふと、対蹠的な機縁で、或る時の秦啓源の姿をも思い出させた...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...それが縁で、今はその女をも何とか先途(せんど)を見届けてやらないことには、自分の良心にやましいような事態となりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大野ヶ原の雪にうずもれた、わたくしというものを、偶然の縁で、再びこの世の中につれ戻しなされたのは、皆様も御存じか知れませんが、それは黒部平(くろべだいら)の品右衛門爺さんでございました」弁信は、ここまでは一気に喋(しゃべ)って、それから手拭でツルリと一つ面(かお)を撫でおろして、そうしてお喋りを続けました、「黒部平の品右衛門爺さんというのは、黒部平の駕籠(かご)の渡しの下に小屋を作って、その中で三十七年の間、岩魚(いわな)を釣って暮らしていたお爺さんでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つの因縁であるような気がする...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...河岸(かし)っ縁で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遊ぶ金にも詰まり藤屋の遠縁で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕との氣質的類似の機縁で...
萩原朔太郎 「初めてドストイェフスキイを讀んだ頃」
...じっさい不思議なご縁でした...
久生十蘭 「金狼」
...着物の縁ではなくて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...私は孫でもなく血縁でもないけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...はや観音堂の縁でお身支度もすまされ...
吉川英治 「私本太平記」
...これが機縁で後には足利家とも通婚した...
吉川英治 「私本太平記」
...びっくりするに相違ございません」これが縁で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...親鸞が北国へ来る途中からの随縁であった...
吉川英治 「親鸞」
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