...彼は血縁つづきの間を...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...縁つづきの村長が母と一緒になつて勧めるので...
石川啄木 「葉書」
...四郎右衛門とは昔から縁つづきの四郎兵衛という家の若者が...
犬田卯 「一老人」
...縁つづきの人をさがし出し...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...私たちとも血縁つづきだし...
太宰治 「斜陽」
...このご家老の縁つづきになっていられたので...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...それと縁つづきになって...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...三文字屋の縁つづきで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遠い縁つづきにあたる陰陽博士の賀茂円明がやってきて...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...補祭の縁つづきの哥薩克や...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「子の家と縁つづきになって居る或る華族の小間使いとして話しをして置いたから来て見てもよい...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...それに近所の人でもあり多少は縁つづきにも当るというので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...赤穂の家老の大石家と縁つづきで...
柳田国男 「故郷七十年」
...くめの家は江戸の萩原と縁つづきで玄一郎の友人の萩原準之助とくめとはまた従兄弟の関係にあるということだった...
山本周五郎 「いさましい話」
...順子は血縁つづきであり...
山本周五郎 「桑の木物語」
...階下(した)の母屋の渡り縁から縁つづきになっていた...
吉川英治 「大岡越前」
...離室(はなれ)ではないが、縁つづきの、母屋からずっと奥まった座敷へ、三五兵衛は通された...
吉川英治 「八寒道中」
...縁つづきの一室を窺(うかが)い...
吉川英治 「源頼朝」
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