...緻密な連續を保つて來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その緻密な彫刻の細部を詳しく見るのに...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...さすがにくろうとらしい緻密な案を立ててきた...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...極めて緻密なる細部の雕刻までを鮮明に現わして殆んど実物を髣髴せしめた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...吾人に緻密なる関係を有する...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...そこまで! あなたの頭は恐ろしく緻密なのね...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...その壁面には緻密な戦争画等が描かれているのでありますが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...緻密な実験を繰り返した結果...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...とかく私は此お婆さんのやうに緻密な見方をしないのでよく二足三足先になる事があつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...まさしくあの晩は緻密な手術をするため用意されていたものなんです...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...実に自分の体自身が考えようもない複雑な、緻密な、微妙な、精巧をきわめた秩序の結集体ではないだろうか...
中井正一 「美学入門」
...その緻密な推理力(無論探偵的な)に驚くべきものがあつても...
南部修太郎 「探偵小説の魅力」
...極めて緻密な頭脳の持ち主で...
久生十蘭 「魔都」
...あの冷理緻密な真名古にしては...
久生十蘭 「魔都」
...あなたが手の上にのせて退屈なときはそれを鳴らしてあそぶことも出来る位緻密な質の石のかけらかも知れないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私があんまり緻密な頭でなくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...最も緻密な知恵からでなくてどこから来るか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...実に写実的な緻密なものですね...
横光利一 「旅愁」
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