「緻」の意味
細かく密な
小説での「緻」の使い方
...藍灰色で堅緻だから...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...「凡そ二尺角の加茂川のヌケ石とよばれる緻密な硬砂岩の四面に四方佛を線彫したもので...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...又『自然』ほど細緻で...
田山録弥 「小説新論」
...まさしくあの晩は緻密な手術をするため用意されていたものなんです...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...オリヴィエは精緻(せいち)な感受性によって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あの洗練さと精緻さとをくずさずに毎日書き続けた精進は...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...この曲の精緻(せいち)な味は同じビクターのブライロフスキーを聴くがよい(JD一六四三―五)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あの縹緻ですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不縹緻(ぶきりょう)というのにもあたらない...
久生十蘭 「地底獣国」
...尊兄は怪しき金屬の内部にある最も緻密な幽暗な光と相對してゐる...
室生犀星 「聖三稜玻璃」
...叙事は精緻(せいち)を極めて一の剩語(じようご)をだに著けない...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...それをますます純化し・澄明にし・精緻にし・たあげく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...村々の同胞は、いなか者という名がふさわしくない程に、精緻なる情操と、機敏な感覚とを夙くからもって居た...
柳田國男 「夢と文芸」
...縹緻(きりょう)もぬきんでているし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...空前の巧妙精緻を極めた……そうして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...おそらく鳥網(ちょうもう)精緻(せいち)にして一鳥(ちょう)かからず...
吉川英治 「三国志」
...かなつぼ眼(まなこ)の鼻大(はなでか)という不縹緻者(ぶきりょうもの)であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...緻密(ちみつ)に調べておく要があるぞ...
吉川英治 「柳生月影抄」
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