...さすがにくろうとらしい緻密な案を立ててきた...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...王の后(きさき)マルゲリタは縹緻(きりやう)自慢の女だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...想像の富澹や文藻の壮麗や緻密の考察...
津田左右吉 「史論の流行」
...軽く緻(こまや)かに雪が降っているのであろう...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...それは精緻、冷厳、鋭利、正確、一言にしていえば「胸のすくような切れた感じ」である...
中井正一 「絵画の不安」
...人間は縹緻(きりょう)を鼻にかけるうちは...
中里介山 「大菩薩峠」
...予期以上に繊細巧緻(こうち)を極めた構造のものであった...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...水晶の針を集めたような実物の結晶の巧緻(こうち)さは...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
...なにもそんなに精細に緻細に寫す必要はあるまいとおもふ...
夏目漱石 「「自然を寫す文章」」
...複雑精緻(せいち)を極むるために...
野村胡堂 「楽聖物語」
...非常に緻密な組織になっている...
野村胡堂 「最近の犯罪の傾向に就て」
...好い縹緻(きりょう)だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まつたく植物性とでも云ふべき緻密な...
牧野信一 「浪曼的月評」
...あんな縹緻(きりょう)よしがさ...
矢田津世子 「凍雲」
...彼はふとパリのノートル・ダムで繊細巧緻な稜線の複合した塔の姿を見たときに...
横光利一 「旅愁」
...考えものかな?」彼の緻密(ちみつ)な性分は...
吉川英治 「源頼朝」
...緻密(ちみつ)に調べておく要があるぞ...
吉川英治 「柳生月影抄」
...体を包む絢爛(けんらん)な衣は、細い緻密な線と、陰影を現わす巧みなくま取りとで描かれているが、その衣の薄さや柔らかさに至るまで遺憾なく表現し得たといってよい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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