...緯(ゐ)には海東六十州の人情を曲尽して...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...然し北緯三十一度の地点にある鹿児島湾へ船が入るのを見る為に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一に曰く清潔二に曰く整理三に曰く調和四に曰く趣味此四つを経とし食事を緯とせる詩的動作...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...諸君自身のもっと高い緯度の地帯を探険したまえ――もし必要なら...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...別の緯度にある新しい牧草地をもとめて移住する野牛は...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...北緯三十五度若干(じゃっかん)の東京の太陽の光とうまく調和しないように感じられて...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
...その女のひととのあらゆる經緯を瞬間のうちに考へめぐらし...
太宰治 「道化の華」
...緯が二十五になって...
田中貢太郎 「陸判」
...その船は北緯十五度...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...これを子略・緯略に比してよほど劣ると云つた...
内藤湖南 「支那目録學」
...水沢の緯度観測所長の木村栄博士が学校に見え...
中谷宇吉郎 「若き日の思い出」
...龍之助も悉く事の経緯を知って居ります...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...ここで経緯(いきさつ)を話してみな」と平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
久生十蘭 「南極記」
...ある緯度以内ではヨオロッパには一般に同じ気候が支配するというこの記述が正しいことに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...すべての経緯(いきさつ)はここで釘勘の口から万太郎の胸へ手短(てみじか)に移される...
吉川英治 「江戸三国志」
...きょうまでの経緯(けいい)を何もかも慈円は知っている...
吉川英治 「親鸞」
...かくしてピサロは南緯九度あたりまで探検して引返したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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