...再び緩やかに巻いて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...土質の悪い畑地の中を緩やかに逶(うね)つて東に向つてゐた...
石川啄木 「道」
...船は緩やかにその内湾の入口に差し掛る...
大阪圭吉 「死の快走船」
...幾んど勾配なき迄に流れ緩やかにして...
大町桂月 「十和田湖」
...その黎明は、緩やかに移ろい、やがて緋のうす色が射しはじめる...
鷹野つぎ 「窓」
...緩やかに廻転しながら下りて行くのは...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...しかしてこの曲線の傾斜が甚だ緩やかにして十年二十年あるいは人間一代の間に著しき変化を示さぬごときものならば如何なるべきか...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...それが緩やかに注意ぶかく...
堀辰雄 「更級日記など」
...然るに緩やかに読むということは今日の人には次第に稀(まれ)な習慣である...
三木清 「如何に読書すべきか」
...どこまでも緩やかに...
三木清 「如何に読書すべきか」
...それから再び繰り返して今度は緩やかに読むようにするのも好い...
三木清 「如何に読書すべきか」
...繰り返して緩やかに読むことは寧ろその部分部分を味って読むために要求されることである...
三木清 「如何に読書すべきか」
...今日の多くの著述家とは違って昔の人は彼自身極めて緩やかに...
三木清 「如何に読書すべきか」
...こん度は歩き方が緩やかになって...
森鴎外 「雁」
...身をも心をも損(そこな)ふべき、緩やかに利く、親譲(おやゆずり)の害毒(がいどく)のまつはれたる、740死ぬべきもの等(ら)に喜(よろこび)あれ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...黄金の神殿の床を緩やかに廻(めぐ)って行き...
夢野久作 「暗黒公使」
...「へい」「ちょっと、その辺の岸へつけて、暫時、陸(おか)へ外(はず)していてくれないか」黙々と、そして緩やかに、艪をうごかしていた船頭は、頬冠(ほおかむ)りをした手拭の耳に、ひらひらと風をうけながら、「あっしに、陸へ上がっていろというんですか」と、訊き直した...
吉川英治 「治郎吉格子」
...正面の軒の左右にのびた線の端の方もまた緩やかにはね上つて一緒になる...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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