...先づ四五日は緩(ゆつく)り遊んだが可(よ)からうといふ源助の話を聞いて...
石川啄木 「天鵞絨」
...近代の外国文学の飜訳物を読んだりして起る反動が却つて緩かで...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...さあさあ緩(ゆつ)くり息をつくといい...
薄田泣菫 「茶話」
...なんという緩慢な雑沓...
谷譲次 「踊る地平線」
...緩漫(なまのろ)い冬(ふゆ)の後(しり)へに華(はなや)かな春(はる)めが來(く)るのを見(み)て...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...少なくも今日の弛緩(しかん)の半日の終曲には適しないと思ったので...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...ここにも緊張の後に来る弛緩の長閑(のどか)さがあるようである...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...緩慢至極で見ていられぬ」「待ち給え...
中里介山 「大菩薩峠」
...そう緩慢にばかりもしておられぬわい」「わたしのためなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ばかにしてやがら」が「しなさんな」にまで緩和されてきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして顔の筋肉が残らず緩(ゆる)んで見える...
夏目漱石 「永日小品」
...したがってお延は不体裁(ふていさい)を防ぐ緩和剤(かんわざい)として...
夏目漱石 「明暗」
...この頃の冗漫弛緩(じようまんちくわん)の筆を徒らに伸(の)ばしたやうな...
南部修太郎 「三作家に就ての感想」
...いかにも緩慢な航海ぶりで...
久生十蘭 「ノア」
...鍛冶屋が袋に掛けてゐた手をちよつと緩めた隙に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...身重く動作緩慢なりなどいう方面から起っただろう...
南方熊楠 「十二支考」
...手を緩(ゆる)めると...
森鴎外 「カズイスチカ」
...緩々たる日頃の悠長さをゆるさなかった...
吉川英治 「私本太平記」
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