...悠長で而かも一種哀調を帯びた琉球の俗謡を謡ひながら帽子を編む...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...一 作者この『こがね丸』を編むに当りて...
巌谷小波 「こがね丸」
...例(いつ)も例(いつ)もあえかの花を編む「命(いのち)」...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...他から藁まで買って来て編むのです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...スエータだの……今に外套まで編むんだと言い出すかも知れないわ...
豊島与志雄 「自由人」
...ワラジ編む手を休めて...
火野葦平 「花と龍」
...是において新たに俳句集を編むの必要起る...
正岡子規 「墨汁一滴」
...定家卿が新勅撰集を編む時...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...この部落の竹細工は全村の分業で、割る家、削る家、編む家、梳櫛(すきぐし)を組む家、焼絵(やきえ)を施す家、いずれもそれぞれの専業に分れる...
柳宗悦 「全羅紀行」
...それには細かく編むに如(し)くはない...
柳宗悦 「蓑のこと」
...竹で籠を編む手法を村の人に教えてくれたという...
柳宗悦 「陸中雑記」
...海苔簾を編む工場を作ったりし...
山本周五郎 「青べか物語」
...裂いてマットレスを編む...
山本周五郎 「季節のない街」
...およそ十時ころまでマットレスを編む...
山本周五郎 「季節のない街」
...自分で萱笠を編む姿にかれの本心があらわれていると思えた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...籠を編む、ほら裏白とか何んとか云いましたね...
横光利一 「旅愁」
...それで甲(よろい)を編むのです...
吉川英治 「三国志」
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