...飾に編むは好し...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...バスケットに編むような丈夫な奴はもちろん歯が立たぬが...
石川欣一 「可愛い山」
...もう柳の籠を編む仕事がお仕舞ひになつたと云ふので其処に腰を据ゑてゐました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...前には二枚ずつを三本にして編むのだったが...
大杉栄 「獄中消息」
...靴下を編む)ソーニャ (登場)お発ちになってよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...世界の端から端まで人類統一の網を編む民衆として...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...スエータだの……今に外套まで編むんだと言い出すかも知れないわ...
豊島与志雄 「自由人」
...わたしは家毎に簾を編む機杼の音の薄暗い裏町にひゞくのを聞き...
永井荷風 「十年振」
...ワラジ編む手を休めて...
火野葦平 「花と龍」
...私はここに一小册子を編む...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...定家卿が新勅撰集を編む時...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...その辺の草の葉でワラジを編む手附きを無意識にやりながら...
三好十郎 「おりき」
...私が編むであげればいいでせう...
三好達治 「測量船拾遺」
...誰が種々の功(いさお)を立てた人のために見栄(みばえ)のしない青葉を誉の輪飾に編むのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...時には色糸だけで模様に編む...
柳宗悦 「蓑のこと」
...竹で籠を編む手法を村の人に教えてくれたという...
柳宗悦 「陸中雑記」
...およそ十時ころまでマットレスを編む...
山本周五郎 「季節のない街」
...それで甲(よろい)を編むのです...
吉川英治 「三国志」
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