...悠長で而かも一種哀調を帯びた琉球の俗謡を謡ひながら帽子を編む...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...神が人を造るに乳の如く斟ぎ牛酪の如く固め皮と肉とを着せ骨と筋とをもて編むというは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...他から藁まで買って来て編むのです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...せつせと韈(くつした)を編むでゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...わたしはそれを編むことが私にとってやりがいの少ないことだとは決して思わず...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...お母さんは?」「うちで毛糸あみよる」家にいて毛糸を編むお母さんの姿よりほかに...
壺井栄 「赤いステッキ」
...それでキセルの筒を編むと同じように編み上げた品を本格と致しやす...
中里介山 「大菩薩峠」
...イワも、無言で、ワラジを編む...
火野葦平 「花と龍」
...各國各時代から資料を集めて箴言集のやうなものを編むことを夢みたりしてゐた...
堀辰雄 「春日遲々」
...私が編むであげればいいでせう...
三好達治 「測量船拾遺」
...あるいはまた編むとか組むとかいうやり方ではなくして...
柳宗悦 「樺細工の道」
...編む場合は皮が二重になるが...
柳宗悦 「樺細工の道」
...将来日本の綿布史を編む人は...
柳宗悦 「京都の朝市」
...「檜木笠(ひのきがさ)」を編むので名がありますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...編むのが爪で掻く動作によるからである...
柳宗悦 「蓑のこと」
...それには細かく編むに如(し)くはない...
柳宗悦 「蓑のこと」
...靴下を編むんですよ」「やっぱりいつかの...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...手拭をば巣を編む材料にするのだそうだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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