...膝で馬の横腹を締めて手綱を緩めた...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...親父の変死が発見された時、兄貴もおれもまだ寝ていたのを、母親と妹のあわただしい呼声に、驚いて飛起きて、大急ぎで下におりたんだが、兄貴は、寝間着(ねまき)をぬいで、着物をはおったまま、帯も締めないで、それを片手につかんで、縁側の方へ走って行った...
江戸川乱歩 「疑惑」
...戸締(とじ)めをしつかりすることさへも...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...まるで締め切り同様で御座います」「妙な事だね...
夏目漱石 「草枕」
...また寺の門はもう締(し)まっているのに...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...締りや夜廻りを嚴重にしましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金藏は年に似ぬ締り屋で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...苦もなく八重の締りを開く...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...滅多に藏を締め忘れることはあるまいよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...街を歩いていますと、この頃は初夏だから、みんな薄いショールをして、帯を高く締めて、腰の線まるだしのお尻の辺へ、大きなチュウリップの模様なぞつけた女のひとを沢山みますが、私はきらいです...
林芙美子 「着物雑考」
...ぎゆつと握り締めて...
林芙美子 「瀑布」
...我が家にて祝ふべき筈ながら御存じの締りなし...
樋口一葉 「大つごもり」
...……佐原屋が控え座敷で締め殺されたとき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...イ、懲治棒(又ハ木刀)ロ、籐(又ハ弓ノ折レ)ハ、金属ノ錘(オモリ)ノツイタ革鞭、ニ、鉄ノ鈎(カギ)(六個ヨリ八個)ノツイタ革鞭(「ハ」、「ニ」ヲ使用スル場合ハ、手向イヲセヌヨウ、柱ニ縛リツケルカ、両手錠ヲ施ス)二、指間ニ棒ヲ挾ム各指間ニ直径八ミリ位ノ棒ヲ挾ミ、両手ニ固ク繃帯ヲ施スカ、繩ニテ巻キ締メ、四日ヨリ六日ノ間放置ス三、「ヨーチン」ノ塗布頭ヲ剃リ、十個以上ノ創傷ヲツクッテ「ヨーチン」ヲ塗ル...
久生十蘭 「ノア」
...風俗の美にして取締りの行き届きたるも学校の一得と言うべしといえども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...幕府は浪人の取締を厳重にする必要を認め...
穂積陳重 「法窓夜話」
...跛の門八が戸締を忘れたんかも知れませぬ...
夢野久作 「笑う唖女」
...具足(ぐそく)の緒(お)を締めながらも...
吉川英治 「上杉謙信」
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