...牡蠣船は障子を締め切って壮(わか)い酔どれの大きな声がしていた...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...緋縮緬(ひぢりめん)の長襦袢(ながじゅばん)の上に青色の扱帯(しごき)を締めた...
田中貢太郎 「鼓の音」
...夫人は深夜戸締(とじまり)をかってに開けて入って来た闖入者(ちんにゅうしゃ)を咎(とが)めずにはいられなかった...
田中貢太郎 「一握の髪の毛」
...門は堅く締っていて...
近松秋江 「狂乱」
...或は海外貿易を取締るべき機關として歸化人の史等を使用し...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...落ちていました」お雪はほどきかけた帯をちょっと締め直して...
中里介山 「大菩薩峠」
...座敷の戸を締(し)めに立った...
夏目漱石 「門」
...その跡の戸締りをして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(お蔦が知らないと首を振る、で、思い切って戸を開ける)茂兵衛 (土間にはいり)相済みません、戸締りは元通り、なすって置くがようござんす...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...菊(きく)の井(ゐ)のお力(りき)は行(ゆき)ぬけの締(しま)りなしだ...
樋口一葉 「にごりえ」
...新しい出版取締法をつくられる媒介になることはしまいとしました...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...絹のはでな前掛を胸高(むなだか)に締めて...
森鴎外 「カズイスチカ」
...お神さんの着物を着て帯を締めた...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...鉄の噛締器(バイト)みてえなデックの手を振放して...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...本堂のアタリアタリの締りを弛め...
夢野久作 「名娼満月」
...胴着や帯を締め直し...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...グイグイ締付けられるような...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...警衛であるよりもむしろ「取り締まられる」立場である...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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