...そこにいる人々の心は思わず総立ちになった...
有島武郎 「小さき者へ」
...――議席は満場総立ちとなり...
海野十三 「深夜の市長」
...総立ちだ!歓声、灼熱、陽炎(かげろう)、蒼穹(そうきゅう)...
谷譲次 「踊る地平線」
...とうとう四人総立ちになった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...七寸丸太の長さ三十尺近くもある奴が総立ちで一個連隊ほども旗鼓(きこ)堂々と材木置場へ押し寄せてくる光景...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...事態穏かならずと見て取った見物の武士たちは総立ちです...
中里介山 「大菩薩峠」
...場の内外は総立ちとなり...
中里介山 「大菩薩峠」
...見物人は総立ちになり...
野上豊一郎 「闘牛」
...それでみな総立ちになった...
久生十蘭 「予言」
...さすがに皆ドツキリして総立ちになり留吉を見る)ケダモノめ!志水 おい...
三好十郎 「地熱」
...「その意気だお嬢さん、そっちのもついでにやっちめえ」向うの、もう一艘の男たちは、総立ちになった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...武者たちが総立ちになって...
山本周五郎 「山彦乙女」
...帝のまわりに総立ちになり...
吉川英治 「三国志」
...屋敷じゅう総立ちの轟きを揚げている...
吉川英治 「私本太平記」
...総立ちで、城門まで見送った...
吉川英治 「新書太閤記」
...また桟敷(さじき)そのほかも総立ちになる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...総立ちに刎ね起きて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ヤッ?」――と総立ちに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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