...等々の総合的な推理からして...
大阪圭吉 「花束の虫」
...しかし今日において最も総合的な芸術は映画の芸術である...
寺田寅彦 「映画芸術」
...この最も複雑な従って又今の場合最も全般的な総合的な学問であるのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...又総合的な「哲学」についてもそうだ(一切の哲学が経験の組織であることを明らかにしたものとして...
戸坂潤 「科学論」
...非部門的な即ち総合的な意識の契機でなければならぬ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...しかも恐らく各省官僚の総合的な溜りとなるだろう(だから内閣資源局と合併しろという説も出た)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...現在果して誰々がこの所謂専門的な文芸批評家(総合的な?文芸批評家は云うまでもない)にさえ該当し得るかを...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そして文化の総合的な批判=評論は哲学を措いて他に任すべきものでないのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...総合的な判断は凡て経験的な通用性しか持たない...
戸坂潤 「辞典」
...先天的な而も総合的な判断はまず第一に数学に於ける諸判断である...
戸坂潤 「辞典」
...民間における総合的な学術研究大図書館の設置である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...アリストテレスの総合的な天才が之を最もよく現わしている...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...割合総合的なそしてよくこなれたイギリス風のブルジョア唯物論者として残っているのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...文化理論は広義に於ける認識論の総合的な目標であると云っていいだろう...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...凡ゆる現象が経験的な意識(それは現実的な意識という意味であるが)にとり入れられるためには das Gleichartige の結合とこの同様なるものの多様の総合的な統一の意識に是非とも依らねばならぬ...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...別に総合的なる方向を開拓する意図を以て五...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...各大学の教室を中心として組織された謂わばアカデミックな学会と並行して吾々自由研究家によって組織される総合的な科学の学会が是非とも必要なのである...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...総合的な計画がなかったといわれても仕方がないような面が...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
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