...さあ急げッ」捜査課は総出で...
海野十三 「一九五〇年の殺人」
...叔父の一家は総出でお葬式の手伝いに出かけてゆくだろうから...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...弟や妹が、総出で、お膳の仕度をしていた...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...医科大学の先生総出で...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...家内総出であって...
津村信夫 「月夜のあとさき」
...村は遽(あわ)てゝ総出で其部分に檜苗を植えた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...金蔵は家族や店の者が総出でつかまえて...
中里介山 「大菩薩峠」
...総出で踊っているんでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから村中総出で...
中里介山 「大菩薩峠」
...一家総出で見に行く...
中島敦 「光と風と夢」
...朝夕教えを聴くことになったんだから大したものでしょう」「それから」「明日はいよいよ音羽から雑司ヶ谷中の信者総出で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼ら総出で何とも知れぬ大声で噪(さわ)ぎ立て...
南方熊楠 「十二支考」
...一家総出で見ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...C町の婦人会の奥さん達が総出で...
三好十郎 「おスミの持参金」
...村中総出でそこいらの沿道を探しまわったが...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...……楽屋の者が総出で取り鎮めに来る...
夢野久作 「暗黒公使」
...総出でもてなした...
吉川英治 「三国志」
...そこへ私たち一行が行ったので、寺を困らせてやれとばかり、私たちが通った直後、部落総出で、村道から寺までの半キロほどな一本道に草根や石コロを敷きつめ、ご苦労さんにも突貫(とっかん)作業の短時間にこの悪道路をこしらえ上げていたものらしい...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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