...或いはろくでもない学識を総ざらいにひけらかし...
太宰治 「小説の面白さ」
...年末の総ざらいの舞踊会が...
徳田秋声 「仮装人物」
...とにかく総ざらいをしてみよう……...
豊島与志雄 「別れの辞」
...ところの名物の総ざらいがはじまったようなものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の持てる芸術の総ざらいをはじめて終り...
中里介山 「大菩薩峠」
...文壇人の総ざらいであった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...大袈裟に鮨売の総ざらいなどとやったあとだからむこうも用心してちっとやそっとのことでは気をゆるすまい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...もし出来たら私の総ざらいをかきはじめようとしたのでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十二月十五日〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕第八十二信(A)さていよいよ総ざらいを始めます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのためにこの連続の総ざらいをも必要とした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このような調子の総ざらいは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自発的に総ざらいをして見る気になったし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...総ざらい会話の何よりの宝です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...枠みたいなものが総ざらいの間に段々まわりから落ちてしまっている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「このまえ総ざらいに来てくれたんじゃなかったの...
山本周五郎 「さぶ」
...常磐津の師匠の総ざらいがあった...
山本周五郎 「寒橋」
...総ざらいが終るなり師匠を拉(らっ)して来て...
山本周五郎 「寒橋」
...南朝絶滅の総ざらいのいくさと称(とな)え...
吉川英治 「私本太平記」
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