...さっそく全員総がかりで...
海野十三 「空中漂流一週間」
...着陸と同時に乗組員総がかりで...
海野十三 「三十年後の世界」
...三人の女が総がかりで脳天を氷で冷やすという騒ぎだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...家中の者が総がかりで...
豊島与志雄 「子を奪う」
...総がかりで遂に荒狂う新海を縛してしまった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...総がかりでも答えられないというのは...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...春から秋にかけて一家総がかりで汗を流して...
中谷宇吉郎 「雪」
...子分たちが総がかりでこしらえた...
火野葦平 「花と龍」
...一同は総がかりで袋を持ちあげて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...入室となると部屋中の者総がかりで...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...その間の通り道に立つて附添夫五人が総がかりで給仕するのである...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...家じゅう総がかりですっかり洗ってあげ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...桑の合いすきは明日俺達総がかりでやっからと言うときな...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...儂の身内が総がかりで尋ね廻って居りますから二三日うちには...
山中貞雄 「森の石松」
...そこでは同心や下役人たちが総がかりで...
山本周五郎 「さぶ」
...老夫人や女中も総がかりでこの仕末をする...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...それでは、やはりあそこ一ヵ所に、総がかりで、伏せておればよかったのだ...
吉川英治 「平の将門」
...家族総がかりで銀左衛門をなだめた事にちがいあるまい...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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