...遂に南都北嶺の緇衣軍に投じて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...園城寺の緇衣軍、南都の円頂賊、次いで動く事、雲の如く、将に、旗鼓堂々として、平氏政府を劫さむとす...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...緇衣(しえ)の裾ながに地に曳きはへしそのかみの學生(がくじやう)めきし浮歩(うけあゆ)み...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...その折明恵は質素(じみ)な緇衣(しえ)の下に...
薄田泣菫 「茶話」
...緇衣(しえ)の裾(すそ)ながに地(ち)に曳(ひ)きはへし...
薄田淳介 「白羊宮」
...おおこれらすべての司祭輩よ! 陛下がこれら緇衣(しい)の手より我らを解放せらるる時に非(あら)ずんば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...緇衣(しい)と紅裙(こうくん)とは京都の活ける寶物である...
永井荷風 「十年振」
...緇衣(しい)を解いて衣桁(いこう)にかけ...
中里介山 「大菩薩峠」
...緋衣、紅裙、青衣、白衣、緇衣、黄巾、青踏、赤前垂れ、白湯文字等、服粧で職業や階級を呼ぶ事多く、明治十年前後和歌山に奧縞ちう淫賣女が多かつた...
南方熊楠 「女順禮」
...圓頂緇衣の法體を暫らくそこに憩はせてゐるのである...
三好達治 「霾」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
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