...方玄綽もまた話の結末をつけずに腰を伸ばして嘗試集を読み始めた...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...モーゼという綽名(あだな)らしい...
太宰治 「正義と微笑」
...「私こと」以外の綽名は...
太宰治 「パンドラの匣」
...ぼく達がリンカアンと綽名(あだな)をつけた少年でした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...聖者と跛者という二つの綽名(あだな)を持っていられます...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...またアルーエット(雲雀)というのも綽名(あだな)にすぎなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...『失策(しくじり)平次』とまで綽名(あだな)される男が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかも僕の元来の綽名(あだな)は「奇態な空想家」ではなかったか...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...綽名(あだな)なのよ……あたし...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「あなたは子供の時分綽名をつけられたことがある?」と訊ねた...
牧野信一 「秋・二日の話」
...衆人綽号(あざな)して殺婦と言った...
南方熊楠 「十二支考」
...とうとう「蹴込み党」という綽名までついてしまった...
柳田国男 「故郷七十年」
...町の人綽名(あだな)して鳥御前(とりごぜん)という...
柳田国男 「遠野物語」
...「綽空さま」性善坊は...
吉川英治 「親鸞」
...ちらと、樹(こ)の間(ま)にそれを見たとたんに、綽空は、どきっと、妙なものに胸をつかれた...
吉川英治 「親鸞」
...「わしに、話とは」と、綽空...
吉川英治 「親鸞」
...青年とはいうまでもなく自分が九歳の時から手しおにかけて愛育した綽空(しゃっくう)であるが...
吉川英治 「親鸞」
...綽空は、胸の底から湧き出た声と一緒に、廟前(びょうぜん)の床にひれ伏していた...
吉川英治 「親鸞」
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