...結婚式に綺羅びやかなドレスを着て出席する...
...綺羅星がきれいに輝いている夜空を見上げた...
...綺羅びやかな舞台衣装が目立った...
...綺羅麗しい景色を見ながら散歩するのが好きだ...
...綺羅国からきた王子様との結婚を夢見ていた...
...外出(でか)ける時はイツデモ常綺羅の斜子の紋付に一楽の小袖というゾロリとした服装(なり)をしていた...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...衣服の綺羅と顔立の上品になるに胡麻化されて...
田澤稲舟 「五大堂」
...浜田君は綺羅子を知っているのかい?」「ええ知っているのよ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...耳のあたりを綺羅子の横鬢(よこびん)に喰っ着けている...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...春野綺羅子といつの間にかお友達になったりして! ねえ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...………」「ちょいと! 浜ちゃんが綺羅子を連れて来たわよ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「これが春野綺羅子嬢です...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「ねえ、綺羅子さん、あなたそうお思いにならなかった?」「まあ、何でございますか、………」「いいえ、あの方が猿みたいな感じがするでしょ、だからあたし、わざと猿々ッて云ってやったんですよ」「まあ」「みんながあんなに笑っているのに、気が付かないなんてよっぽど馬鹿だわ」綺羅子は半ば呆(あき)れたように、半ば蔑(さげす)むような眼つきでナオミの顔を偸(ぬす)み視(み)ながら、何処までも「まあ」の一点張りでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...東山鴨水の佳景にして若し綺羅紅裙の色彩を斷つたならば...
永井荷風 「十年振」
...無頓着なる所作ならば何が故にかくは綺羅(きら)を飾れる...
夏目漱石 「草枕」
...京ほどに女の綺羅(きら)を飾る所はない...
夏目漱石 「虞美人草」
...ただ綺羅(きら)を着飾った流行の芸者と...
夏目漱石 「行人」
...或る大きな綺羅びやかなカツフエで...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...思いのままな綺羅(きら)と侍(かしず)きに囲まれているが...
吉川英治 「黒田如水」
...身にかざる綺羅(きら)なよろい太刀や行粧などは持ち合せていなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...奉行は綺羅(きら)な輿轎(こしかご)に乗ッていたのである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...綺羅(きら)びやかな沓(くつ)をはいて通うし...
吉川英治 「親鸞」
...裏店(うらだな)まで綺羅美(きらび)やかに賑わう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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